御室に店を構える和菓子職人の伊藤達也さん。
高校卒業を目前に進路も決まっていなかった伊藤さんが菓子職人を志したきっかけは、滝沢秀明さんがパティシエを演じるドラマに憧れてのこと。ただ思春期の時分、気恥ずかしさから、パティシエではなく和菓子職人を目指し、縁もゆかりもない京都へ。
観光マップを開いて偶然見つけた老舗和菓子店の門を叩いたことから、和菓子職人としての人生が動き始める。修業を重ねるなか、「商品を世に出さなければ意味がない」という想いから、さらなる経験を積み独立。
2019年に「御室和菓子 いと達」をオープン。しかし、直後にコロナ禍に見舞われる事態に。
諦めず仁和寺との関係を築き続け、その結果生まれたのが、クマの形状をした可愛らしい見栄えの最中。後に藤井聡太さんが竜王戦で口にしたことで一躍話題に。
縁を大切にし、和菓子に込められた物語まで届けたいという思いを胸に、伊藤さんの創作は続く。

