役割を終えた土地や建物の「立地背景」を紐解きそこに物語やクリエイティブな活用法(脚本)を描き出すことで独自の価値を生み出す不動産脚本家として21世紀型の不動産や街の価値づくりに邁進している。
「河岸ホテル(KAGANHOTEL)」はもともとは青果卸の元社員寮を改装し若手作家のアトリエやシェアスタジオ、ギャラリーを併設しアーティストが住みながら制作・発表を行う建物に宿泊できるコミュニティ型アートホテル。京都中央卸売市場の近くとあって朝から晩まで様々な環境音が出る立地から騒音が出る創作活動に寛容だと気づき「芸術家のためのスタジオを併設するホテル」という物語を描いた。
今、不動産脚本家として新たに取り組んでいるのがアートのある生活を楽しめる「現代文化住宅」。町家ほど趣もなく、今の住宅のように機能性もない昭和の時代に建てられたレトロな戸建てが京都の街には数多くある。不動産脚本家として目をつけたのが「壁」。京都は両側すぐに家に建っていることが多いため、窓が少ない家が多い逆転の発想でアートを飾る壁の多い家として考え、アートのある 生活を広く定着させることを目的とした 不動産プロジェクトを立ち上げた。

