ソーセージ・ハム・テリーヌなど肉の加工食品をフランスでは「シャルキュトリー」と呼ぶ。本場ヨーロッパの製法にこだわったシャルキュトリーの専門店「リンデンバーム」の店主。
父親が洋食店を営んでいたため自然と料理の道に。17歳で京都の老舗ホテルに就職。その後、海外で修行したり、北山にあったレストランの料理長を務めるなど、シェフとして活躍。しかし、バブル崩壊で北山の店が閉店。たまたま家の冷蔵庫にあったソーセージを食べて、ソーセージ職人の道に進もうと考えた。フランス、オランダ、ドイツのソーセージ店を転々としながら本場ヨーロッパで修行。2009年にシャルキュトリー専門店「リンデンバーム」を開店させた。
材料に京番茶や水尾の柚子を使用するなど、京都の食材を使ったソーセージも製造。京都に根ざした「シャルキュトリー専門店」でありたいと考えている。