京都・御所南で書道教室を主宰し、国内外でパフォーマンスやワークショップを行う書道家。
幼い頃から書道家である母の教室で筆に親しみ、書道が日常の中に自然とあった。書の魅力を追究するため中国、北京大学へ留学。日本とは異なる"絵画や詩にもつながる芸術としての書"の世界に触れ、その奥深さに心を奪われた。世界中から学生が集まり、国も文化も異なる仲間たちと積極的に交流。そこで得た、かけがえのない友人の存在が、今の国際的な活動の原動力になっている。
帰国後はいったん航空会社に勤務したものの「書を教えてほしい」という周りからの要望もあり、書道教室を開校。子どもから大人、外国人、視覚障害のある方まで幅広く受け入れ、世代や国籍を超えて人が交わる場をつくり続けている。訪日外国人向け書道体験には年間1000人以上が訪れ、海外でもイタリア・インド・トルコなど各国でワークショップや実演を開催。"書道を世界へ"と届ける活動はますます広がりを見せている。

