手描友禅の染め職人。
京友禅作家の故大村禎一氏を父に持ち、美術大学を卒業後、三人の師匠に弟子入りして経験を積んだ。
美術大学に入学し建築デザインについて学んだが、やりたいことが見つからず進路に悩んでいた。そこで父から友禅の修行を提案され、自分を見つめなおす機会として絞り染めの木原明先生を師事する。弟子入り後はとにかく作品を賞にかけ続けろと言われ、1年後、オリジナリティーのある作品として入賞し、表現者としての魅力にはまっていった。
父の勧めもあり友禅の吉田喜八郎先生に1年間師事し、職人としての高度な技術を学んだ。その後父を3人目の師匠とし、大村工房へと戻る。作品の作っている背中をみて、作品への向かい方を見本とする。
2013年2月の父が亡くなる直前、いよいよ一人の職人ととして生きていく覚悟を持った。すると絵が変わりだし、そこで父にも初めて褒められた。
2013年5月 父が亡くなられたのち、7月一人前になる職人の登竜門である日本伝統工芸展に初入選。
自信につながる。
それが「これで仕事をやっていける」と確信した瞬間だった。
常に以前の自分の作品から逸脱するものをつくる。
気持ちの入った満足できる作品がつくれたら父に見てもらいたいと語る。

