ハレの日に身に着ける髪飾りや小物を取り扱う「京都おはりばこ」の代表取締役。大学時代。就職氷河期だった日本に対して窮屈な印象があった。世界の暮らしや文化を見てみたいと考え、バックパッカーとして海外を旅をする事に。旅先の宿では、海外のバックパッカーと過ごすことが多く、話題として母国の自慢話が多かった。「京都の良い所はどこ?」と聞かれるが、まったく答えられず聞き役に回ることが多かった。その話から、日本は他国に比べ恵まれており、自分は日本の住みよさに甘えていたのだと気が付く。帰国後は家業の「和小物の製造卸」を継ぎ、つまみ細工職人として日本の文化を学び始める。現在は、ワークショップや動画投稿など、つまみ細工の魅力を広めている。