友禅染めや小紋染めなどを融合させたオリジナルデニム「京都デニム」を展開するデザイナー。大学2回生の時、父親が病気で倒れた事をきっかけに実家の呉服店を継ぐことを決意。しかし会社の状況は厳しく、借金を抱えている事が判明。返済すべく奮闘する。その甲斐もあり仕事は軌道に乗り借金も数年で半分近くまで返済、心にも少しづづゆとりが出来るようになる。26歳の時に父親が他界。亡くなる直前に、「立派になったな。これからは好きなことをして生きていけばいいやん」と言われる。その言葉をきっかけに、呉服屋を閉店。友禅染の魅力を発信すべく、「京都デニム」を立ち上げる。京都デニムを通して京都の伝統産業の活性と、着物の染織技術の後継者育成に少しでも役立てばと考えている。