番組審議会

11月番組審議委員会

開催日 令和4年11月28日(月)午後4時~5時30分
開催場所 KBS京都放送会館 3階 第3会議室
出席者 審議委員7名

議題

ラジオ番組 「~人権フォーラム2022~ジェンダーギャップはなぜ起こるのか」について合評

 番組の合評では、今月の合評対象番組であるラジオ番組『~人権フォーラム2022~ジェンダーギャップはなぜ起こるのか』について各委員が意見を述べました。
 制作担当者からは「この番組は、京都府・京都人権啓発推進会議の主催で開催される人権フォーラムです。幅広い人権問題の中から毎年一つのテーマを取り上げ、人権活動に取り組むNPOの方、専門家をお招きしての問題提起、解決への道筋を探っていく形になっています。今回は「ジェンダーギャップはなぜ起こるのか」でしたが、本来であればLGBTQなどにも関わってきます。ただ、範囲を広げると内容が散漫になって本位が伝わらなくなるため、あえて男女のジェンダーギャップに絞って構成しています。また、人権問題については、その被害にあっている当事者が身近にいない限りは認知してもらえない場合がほとんどですので、具体例を挙げ、数値などで伝えようとはしていますが、数字が並びすぎても伝わらないため、そのバランスをとるのが毎回の苦労点です。
 番組では1時間という限られた中で、問題の解決に至ることは出来るはずもありません。そういった現状を踏まえて、毎回、「知ってもらうこと」を第一義に番組を構成しています。今回、坂元理事長や谷口真由美先生からは、数値的に日本の現状を伝えていただくとともに、日常的な例を挙げて問題点を指摘していただきました。お二人のわかりやすく、温かく、優しい語り口が番組の間口をさらに広げてもらえたように思います。「言われてみればおかしいよね」、「確かにそれは問題だな」など、リスナーの皆さんの気づきにつながっていれば幸いです。」との説明がありました。
 委員からは「全体的に聞きやすいしジェンダーギャップについて一般のリスナーに理解を促すという意味では良い番組だった」「坂本先生が変に理屈っぽくなく、谷口先生がすごく庶民的な目線の例示を出し、二葉さんがソフトランディングしながら自分の経験で話し、梶原アナウンサーが上手く進行するキャスティングがすごくよかった」「ラジオの役割の一つとして機会を捉えてもっともっと現状のアピールをしていくということは非常に大事」「男女格差を図る指数を健康、教育、経済、政治というそれぞれの観点からの話しは良かった」「楽しいお話の中に大切なことが盛り込まれていてとても良い番組」「きちんと数値データを示しているというのはマスメディアとして大事」「ちょっとした人間関係の中の感情も上手く取り込まれていて、日々の小さいことがやがては大きな問題になるのだと知らされた」「楽しいお話の中に大切なことが盛り込まれていてとても良い番組」「小学生(高学年)や中学・高校生の授業で流すならば、優れた番組内容」「メディア、ジャーナリズムの視点からもジェンダー問題を取り上げてほしい」「世界のいろいろな数値が出てきたが、上位の国がどこかという具体的なところがなかった」「番組出演の男性陣は坂元先生、梶原アナウンサーと年齢が高いのでもう少し若い人が良かった」「出演者全体の話す量のバランスは悪かった」「紛争下では男児が多く生まれるという話しを取り上げるならばもっと丁寧に伝えないといけない」「努力をして日本も変わろうとしているポジティブなことも伝えても良かった」などのご意見をいただきました。

(番組審議会事務局)

令和4年度 株式会社京都放送 番組審議会委員(11月例会出席者)
若林 卯兵衛 (株)若林佛具製作所 取締役相談役
平林 幸子 京都中央信用金庫 相談役
松本 和加子 京都市文化観光資源保護財団 専務理事
雨宮 章 京都府立府民ホール及び文化芸術会館 館長
鈴鹿 可奈子 聖護院八ッ橋総本店 専務取締役
新村 恭 一般財団法人 新村出記念財団 嘱託
森本 淳生 京都大学人文科学研究所 准教授

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