番組審議会
6月番組審議委員会
- 開催年月日
- 令和7年6月23日(月) 午後4時~5時10分
- 開催場所
- KBS京都放送会館 3階 第3会議室
- 委員の出席
- 森本淳生、平林幸子、山本範子、松本邦子、野村多加世、松本和加子、鈴鹿可奈子
・第99期実績・役員体制について
・令和7年度番組審議会委員長の選出
・ラジオ番組『岸野雄一の~民謡でヨイショ!~』について合評
例会では第99期実績・役員体制について報告があり、細井俊介社長が社長退任の挨拶を行いました。また、今年度の委員長の選出を行い、委員の互選で森本淳生委員が委員長に選出されました。その後、6月の合評対象番組であるラジオ番組「岸野雄一の~民謡でヨイショ!~」について各委員が意見を述べました。
合評に先立ち、制作担当者からは、「昨年度のナイターオフシーズンに放送していた『岸野雄一の地球が奏でる音めぐり』という番組の中で、2回ほど民謡の特集したことがあり、そのスピンオフ番組として、民謡に特化して制作しました。ナビゲーターの岸野雄一さんは、自らを勉強家(スタディスト)と名乗り、DJ・大学講師・音楽家・著述家など多岐に渡って活動されておられる方です。ゲストには民謡に対する造詣が深い中西レモンさんと佐藤千春さんを迎え、佐藤さんには〈みんようちゃん〉というキャラクターになっていただいて、岸野さんと中西さんの語りに〈みんようちゃん〉が解説として参加する構成にしました。題材を『おてもやん』にしたのは、変遷が非常にわかりやすいというのがあります。民謡もジャンルに分けると、本当に種類が多いので、皆に馴染み深い曲をピックアップして変遷を辿りました。また番組の中盤で、岸野さんが京都精華大学の学生たちと取り組んでいる、左京区・一乗寺の鉄扇踊りの継承活動についても紹介しました。民謡は単なる古い歌ではなく、人々が歌い継いで、それが次の世代に繋がっていく文化であるという思いがあります。声の繋がりを感じながら、民謡の今までと、これからというところで、その面白さが伝わればと思います。」と説明がありました。
委員からは「引き込まれるように聴いた」「民謡の魅力をあらためて感じた」「『おてもやん』が、これほどいろいろな有名な歌手の方に歌われていたのは驚きだった」「〈みんようちゃん〉というファンタジーのキャラクターがいることで、普通に3人で話すより、話に緩急が出来て聴きやすかった」「難しい言葉を使わずに、"ほぼラップ"など、分かりやすい説明がされていた」「民俗学的な調査をしたら面白いのでは」「鉄扇踊りの話題も良かった」「『おてもやん』の話が終わった後に、鉄扇踊りの話をした方が、もっと情報が整理されたのではないか」「AMラジオで、これだけしっかり音楽のかかる番組は珍しい」などのご意見・ご感想を頂きました。
(番組審議会事務局)
令和7年度 株式会社京都放送 番組審議会委員 (6月例会出席者)
森本 淳生 | 京都大学人文科学研究所 所長 |
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平林 幸子 | 元京都中央信用金庫 副理事長 |
山本 範子 | 京都府立府民ホール及び文化芸術会館 館長 |
松本 邦子 | 京都新聞社 文化部長 |
野村 多加世 | 立命館中学校・高等学校 非常勤講師 |
松本 和加子 | 京都市文化観光資源保護財団 専務理事 |
鈴鹿 可奈子 | 聖護院八ッ橋総本店 代表取締役社長 |