番組審議会

2月番組審議委員会

開催年月日
令和6年2月26日(月)午後4時~5時30分
開催場所
KBS京都放送会館 3階 第3会議室
委員の出席
森本淳生、平林幸子、松本和加子、松本邦子、山本範子、鈴鹿可奈子、新村恭
議題

ラジオ番組『諸口あきら 流れ者の唄』について合評

例会ではまず、先に諮問した2024年4月1日付での放送基準改正について委員に確認したところ、意見や異議などは無く、放送基準改正が妥当であるという答申がありました。

続いて合評に先立ち、制作担当者から番組について次のように説明を行いました。「今回、取り上げさせていただきました番組ですが、火曜会ラジオスピリッツと番組の中で、ジングルといいますか紹介があったと思いますが、そもそも火曜会というネットワークがあります。地方民間共同制作協議会といいまして、全国37社の民放AMラジオのローカル局が加盟しており、共同で番組制作や番組作りの向上を目指す組織で、AMラジオを盛り上げようという団体です。創立60周年のときに、神田・神保町レコード屋の女将さんという番組が第44回放送文化基金賞・優秀賞を授賞したことをきっかけに、加盟の放送局が番組を企画制作してラジオを向上させていこうということで、コンペ形式で各放送局の企画を募ります。今回、それに応募して番組の企画が通ったので制作をしました。お聴きいただきましたように、リスナーの方からの音源の提供がそもそものスタートとなっていまして、当社の社員に、ラジオリスナーの方が昔のカセットテープを渡してくださいました。それは諸口さんの昔の音源をずっと録りだめされていたものでした。カセットですのでラジオのノイズはあったのですが、とても良い音質で残っていまして、当時の生々しいアナウンサーとパーソナリティの垣根を超えたようなやり取りであるとか、リスナーさんとのはがきを通しての、何か温かみみたいなやり取りが歌も交えて収まっていたので、これを何とか「諸口さん」という方を主人公にして一つの番組を作ろうという形で制作をしました。今回、この放送は火曜会という企画があったのでスタートしましたが、ラジオを聴いておられるリスナーの方にも「1970年80年当時はこんな形でラジオが放送されていたのですよ」や、今はradikoですとか、メール、FAX等でメッセージを寄せられますが、葉書であったり手紙であったり、そんな形でリスナーの方と今よりもっと距離があったはずですけれど、ラジオとリスナーの方との距離が「こんなに近かった」っていうのを今一度、ラジオを聴いておられる方に伝えられたらいいなという気持ちで放送させていただきました」

そして委員の皆様からは次のようなご意見・ご感想を頂きました。「タイムスリップしたみたいで面白く聴かせてもらった」「何の番組がはじまったのか分かりにくいオープニングだった」「山崎アナウンサーの語り口が非常に良かった」「知っている人にはわかる番組だが、今の知らない人には難しい番組」「町の酒場で騒いでいるときと公共の電波を使った放送が同じであって良いはずはない」「諸口さんがラジオの向こう側のリスナーに語り掛けるところは温かみがあった」「これが昭和のラジオなんだってところが大いに伝わったのではないか」「番組の終わり方が余韻で終わるのではなく山崎アナの語りで終わるほうが良かった」「なぜ大晦日の放送だったのか。違う時間帯でも良いのではないか」「カセットテープの音源が放送できるぐらいきれいに残っていることに驚いた」「昭和は良い時代だったと振り返ることができた」「才能ある個性的なパーソナリティが、KBS京都ラジオで話していた時代があったことを聴いてほしいというポイントは十分に抑えられていた」「懐かしさだけで終わらないためには、 どのように考えたらいいのかと思った」などの意見をいただきました。

(番組審議会事務局)

令和6年度 株式会社京都放送 番組審議会委員 (2月例会出席者)

森本 淳生京都大学人文科学研究所 教授
平林 幸子京都中央信用金庫 相談役
松本 和加子京都市文化観光資源保護財団 専務理事
松本 邦子京都新聞社 編集局文化部長
山本 範子京都府立府民ホール及び文化芸術会館 館長
鈴鹿 可奈子聖護院八ッ橋総本店 専務取締役
新村 恭一般財団法人 新村出記念財団 嘱託

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