ほうれん草 上田さん(京丹波町)
昭和50年代頃からほうれん草栽培に取り組んできた瑞穂地域。親子2代続くほうれん草農家の上田さんは土の管理にこだわっています。土のpHと残った肥料分を調べることで土の状態をコントールし、病気や虫も出にくくなってきたとか。夏場にはビニールでハウスの土の部分を覆って太陽熱で消毒を行うなど、様々な工夫をこらし、安全でおいしいほうれん草栽培に取り組んでいます。
昭和50年代頃からほうれん草栽培に取り組んできた瑞穂地域。親子2代続くほうれん草農家の上田さんは土の管理にこだわっています。土のpHと残った肥料分を調べることで土の状態をコントールし、病気や虫も出にくくなってきたとか。夏場にはビニールでハウスの土の部分を覆って太陽熱で消毒を行うなど、様々な工夫をこらし、安全でおいしいほうれん草栽培に取り組んでいます。
京都が誇るブランド牛「京の肉」。その一大産地のひとつが亀岡市です。50年以上にわたる肉牛生産の歴史があり、地元では「亀岡牛」の名前でも親しまれています。京都府では衛生管理等が徹底された安全な畜産施設・牧場の認定制度を拡充していますが、そのひとつ八木畜産では飼料の配合に工夫するほか、一頭ずつの個性を見極めてストレスを与えないよう育てています。
平成以降、西日本では最多の「特A」を受賞している丹後コシヒカリ。そのブランドに甘んじることなく特別栽培米でさらに差別化を図っています。稲作研究会の会長も務め後継者の育成にも尽力する生産者の川戸さんは、丹後の地理的条件や気象条件がおいしい米づくりにつながっていると語ります。
与謝野町では多くの若手農家も参加し地域をあげてブランド産品「九条ねぎ」の生産に取り組んでいます。そんな若手の一人井上さんは京都でサラリーマンをしていましたが、両親が体調を崩したこともあり、生まれ故郷に戻り、以前から興味のあった農業への挑戦を決意しました。これからは農業を通して地域に貢献し、ゆくゆくは規模を拡大して農家レストランもと井上さんの夢は広がります。
丹後で30年以上前から整備が進められてきた広大な国営農地は東京ドーム100個以上の広さとなります。そこで開発当初から農業を営む砂井さんは若手農家の先生役も務めています。4年前からは直売所への出荷を始め、少量多品種の栽培に切り替えました。地域が誇れる野菜を全国に向けて発信したいと考えている砂井さんは今、ブランド産品「京みず菜」の生産に力を入れています。
山間地特有の冷涼な気候と清らかな水を活かし、数々のブランド農産地の産地となっている京北。昭和40年代から京北で生産に力が入れられている「京こかぶ」は、真白な肌と美しい形で全国的に知られるブランド品となっています。4年前から本格的に農業に取り組むようになった新谷さんは、父親や先輩農家以上の「京こかぶ」を作ることを目標にしています。
高齢化と後継者不足に悩む妙楽寺地区で2012年に立ちあげられたのが農事組合法人・妙楽ファームです。地域特産の農産物としてほうれんそうづくりに力を入れています。本業は彫刻家のメンバーや移住者も含む妙楽ファームではきゅうりのもぎ取りなど様々な形での農業体験を受け入れています。最近では集落内の空き家を改装し、農業体験ができる「民泊」としても活用するなど、交流の力で地域を元気にしていきたいと頑張っています。
丹波を代表するブランド産品・丹波黒大豆を改良し、枝豆として食べられるようにした「紫ずきん」。京のブランド産品として全国的に人気が高まっています。黒豆を長年手がけてきた野口さんは、立派な豆づくりのために水の管理に気を配るなどするほか、何よりも安全安心に留意しているとか。京丹波町では黒豆をキイワードに町づくりを進めていて、直売所を紹介するマップを作るなどしています。自宅の一角に直売所を設けた野口さんは、お客さんとのつながりが仕事のやりがいになっていると語ります。
昔は「れんげ米の郷(さと)」として知られた米どころ、南丹市園部町。「れんげ米」に代わる園部の新しいブランド米として8年前に登場したのが「京みのり」です。収穫量は少なくても付加価値の高い米づくりをと、今では130人ほどが有機肥料を中心にした「特別栽培」に取り組んでいます。
秋の京都を代表するブランド産品の一つ「丹波くり」の産地として知られる京丹波町和知地区。春先の肥料やりに夏場の草刈り、収穫後も急斜面での剪定作業と、いい栗を育てるために1年中作業が続きます。現在、JAや行政、栗の生産者部会が協力して水田を栗園に変えるプロジェクトが進行中で丹波くりの生産量は少しずつアップしています。
KBS京都テレビ
毎月第4日曜日 12:00-12:30
※再放送 翌日月曜日 9:00-9:30
中川泰宏(JA京都中央会会長)
【司会】飛鳥井雅和
京都府内で生産されている安全安心でおいしい農畜産物の魅力を紹介するプログラム。毎回、食材や料理法にこだわりを持っている話題の料理店を取り上げ、店主にインタビュー。産地取材では、農家がどのように、安全にこだわった農畜産物を生産しているか、その苦労や工夫を紹介しています。最後には、とっておきの府内産の食材を使って、料理店でこだわりの逸品を作って頂きます。楽しみながら、食や農業、食文化などについて理解を深めて頂ける番組です。