JA京都「京みず菜」二ノ倉さん (伊根町)
丹後半島の北端に位置する、伊根町。岩ガキやブリなど海産物で知られていますが山あいの本庄地区では、京野菜の栽培が盛んに行われています。中でも京みず菜は、市場でも評判が高い伊根町を代表する農産物です。二ノ倉さんは、元は神戸で会社員として働いていましたが、奥様の親戚が住んでいた伊根町への移住、いわゆるIターンと就農を決意し、野菜を作り続けてきました。今では、同じくIターンやUターンで伊根町へやってくる若手農家たちが、その栽培方法を学びに来るほどの「京みず菜の名人」です。お世話になっている伊根町の為にも自分の技術を伝えていきたいと日々努力されています。
JA京都「和牛繁殖農家」土井さん (福知山市)
年に5回開催される、JA全農京都主催の京都府和牛子牛のセリ市。そのセリ市(中丹家畜市場)が行われるのが福知山市です。そんな福知山市で、和牛の繁殖農家として30年以上、京都産の質のいい和牛の子牛を生産し続けている土井牧場の土井さんです。「繁殖農家はやり始めてすぐに結果が出ないという手間の大変さもあるのだが、やったらやっただけ結果が出るのでやりがいがある」と話す土井さん。京都府産の子牛を全国に広めるために、新しい挑戦を続けておられます。
今回の番組は、京都市内を南北に走る東大路通を少し西に入った繁華街・祗園に昨年オープンした「祗園 えばた」からお届け。
実家の老舗焼肉店「江畑」から独立した江畑卓弥さん。これまでの職歴はすべて「焼肉店」という、焼肉一筋の江畑さんでしたが、オープン1年前には農家で農業に携わる機会を得て、料理人としてより食材を大切にする意識が高まったといいます。
メニューはその日一番良いお肉を、一番おいしい状態で提供する「おまかせコース」ひとつで勝負しています。ほかの焼肉店との大きな違いは、お肉を店側の焼き手が焼いてくれるスタイル。「焼肉という料理を未完成でお客様に出すのではなく、最後まで仕上げて、最高の状態で食べてほしい」という江畑さんのこだわりです。
看板メニューはコースの締めの「ギャラネギ」。牛の第四胃袋・ギアラと京野菜の九条ねぎを一緒に焼き上げる、京都ならではの豪快な一品です。今回はそんなこだわりの焼肉店で、「京の肉」と京みず菜を使ったメニューを味わいます!
2021年6月にオープンした「祗園 えばた」入口
続きを読む