JA京都やましろ「ほうれんそう」河村さん(久御山町)
久御山特産の「ほうれんそう」栽培に取り組む河村さん。自身は、長年サラリーマンをしていましたが、奥さんの実家の家業を継いでもう17年に。初めて農産物を売りに行った時に、お客さんから「おいしい」と言われたことに感動!今では土づくりや肥料に工夫をこらし、なんと糖度が14度以上ある甘い「ほうれんそう」を安定して栽培できるまでになりました。もっともっとお客さんの喜ぶ農産物を作りたいと、実験ハウスで、トマトやメロン等も栽培。「マーケットイン」スタイルの農業で、地域を元気にしたいと考えています。
JA京都中央「キャベツ」中嶋さん(京都市)
伏見区向島で4代続く中嶋農園。園主の中嶋さんは、8反もの面積でキャベツを作付け。すべてが、とんかつ屋さんや餃子屋さん等、お客さんからの直接注文です。1日500玉近くを出荷しますが業務用とあって、固さや水分量、大きさに至るまで、厳しい注文があり、その要望を満たすよう、工夫を重ねて生産しています。若い時は東京に出て、アパレル業界で仕事をしていた中嶋さん。実家に戻ってまず行ったのは、枝豆の飛び込み営業。その時の経験で「自分の作りたい野菜を生産して売るのではなく、お客さんが欲しい野菜を作らないとビジネスとして成功しない」と確信したそう。今では、JAと相談しながら、新しい品種のキャベツを栽培し、顧客に提案することにも力を入れています。
今回は、京都市中京区にある麺ビストロNakanoを舞台に番組をお届けします。
オーナーシェフの中野さんは、長年フレンチの分野で仕事を続けてきたものの、もっとお客さんに気軽に楽しんでもらえる料理を提供したいと、洋食店、ステーキハウスと、いろいろなスタイルの店づくりにチャレンジ。3年程前に、ひらめいたのが現在の「麺ビストロ」だったとか。本格的なフレンチの技を活かしたスープベースに、中華麺というどこにもない新しい「食の魅力」とは、どのようなものなのでしょうか?
一方、食材を生み出す農業の現場でも、若手生産者のチャレンジが続いています。大都市近郊という立地を活かし、生産者と料理人、消費者それぞれが「つながる」中で、今の時代の新しい流れに乗った「農産物生産の手法」をリポートします。
「お客さんの隠れたニーズ」を読み解き、料理や農産物を提供する「マーケットイン・スタイル」のビジネスの可能性について、語り合う出演陣。
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