番組審議会

9月番組審議委員会

開催年月日
令和8年9月28日(月) 午後4時~5時25分
開催場所
KBS京都放送会館 3階 第3会議室
委員の出席
森本淳生、川勝哲夫、山本範子、松本邦子、野村多加世、松本和加子、鈴鹿可奈子
議題

・テレビ・ラジオ10月改編説明
・ラジオ番組「KBS京都開局75周年記念特別番組『人間・田原総一朗の原点』」について合評

例会ではまず、テレビ編成局担当取締役、ラジオ局長からテレビ・ラジオ10 月改編のポイントが説明されました。

テレビ編成局担当取締役からは「4月改編から"きょうとミライをギュッ!"の開局75周年キャッチフレーズを基に番組を編成してきました。今改編でも、京都の歴史や文化、まちや人をギュッとつなぎ、未来へ継承するローカルメディアとしての使命を果たしていきたいと考え、"タテを意識する"ことをテーマに据えました。最も大きく変わるのは5年目を迎える土曜朝の情報番組『SUNNY TIME』です。MCは番組スタート時からの杉浦太陽さんが1、3、5週目を担当し、2週目はアンガールズの山根良顕さん、4週目は関根麻里さんが新たに登場します。知名度、好感度の高いレギュラータレント陣がそれぞれの個性を生かしながら、生放送で京都のフレッシュな情報を発信、土曜の朝を爽やかに彩ります。アシスタントとして週替わりのMCをまとめる"タテ串"になるのが、産休・育休を経て、復帰した遠藤奈美アナウンサーです。等身大の"京都で働くママ"として、子育ての本音やリアルで役立つ情報を楽しくお届けします。また、京都の歴史の"タテ軸"を伝え、祭や伝統文化を未来へとつなぐ番組として、『時代祭』を18年ぶりに生中継します。さらに、KBS京都テレビで最も古いレギュラー番組『比叡の光』が、今年10月に放送3000回の節目を迎えます。俳優の大竹しのぶさんをはじめ、豪華ゲストが目白押しとなっており、4000回、5000回と続く番組にしていきたいと思います。」と説明がありました。

ラジオ局長からは「今日、9月28日からナイターオフの改編がスタートしております。今改編の骨子として、"75年をギュッ!と、次の明日へ~毎日に寄り添うラジオ~"ということで進めて参ります。具体的にはラジオの大きな役割を担う平日の3つの生ワイド番組のさらなる進化・深化です。月曜から金曜、朝6時30分から10時まで放送中の『笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ』は、放送開始から28年を経過し、この9月8日に放送7000回の節目を迎えました。長寿番組としての安定感を大切にしながら、新たなチャレンジとして番組初のSNSの活用としてXをスタート、またKBS京都ラジオの番組初のクラウドファンディングに、7000回を迎えた日から挑戦しているところです。集まった資金を基に、子ども食堂や地域の福祉活動の周知など、子どもを笑顔できるようなイベントを春以降に開催することを目的として、現在取り組んでおります。ナイターオフ期間の新番組として、毎週金曜夕方6時から『岸野雄一の地球が奏でる音めぐり』を編成します。2025年日本民間放送連盟賞・ラジオエンターテインメント部門最優秀賞、さらに73年ぶりに放送文化基金賞奨励賞を受賞と全国的に高い評価を受けた『岸野雄一の~民謡でヨイショ!~』の元となる番組を半年ぶりに編成します」と説明がありました。

番組の合評では、今月の合評対象番組であるラジオ番組「KBS京都開局75周年記念特別番組『人間・田原総一朗の原点』」について各委員が委員を述べました。

番組担当者からは「生ワイド番組『となりの森谷さん』のコーナーで、『朝まで生テレビ!』のテーマ曲が使用されていることを知った田原さんから、直筆で感謝の手紙が寄せられました。その手紙をきっかけに、田原さんが彦根市出身で地元愛が強い方であること、ジャーナリストとしての原点の一つに彦根で育った経験があることを知り、その人生を掘り下げる番組を企画しました。取材を進める中で明らかになったのが、42年前にKBS京都が企画・制作した『5時間闘論』の存在です。『朝まで生テレビ!』の原型ともいえる番組を企画したOBの方は早くに転職されていたのですが、つてをたどって何とか探し出し、奇跡的に番組のテープを保管されていることが判明しました。貴重なテープをデータ化し、親交の深いコラムニスト中森明夫さんや娘さんの声も交えながら、今回の特番でのオンエアまでたどり着くことができました。制作面で苦労した点は、92歳ということで、言葉が聴き取りづらかったかと思います。取材の前後で入退院を繰り返されていたので、初回のインタビューでは、体調面の影響もあり、なかなか言葉が出てこない場面が続き、60分番組を構成するには十分な素材が得られなかったため、比較的体調の良いタイミングで2回目の取材の機会を設けました。武勇伝や逸話がたくさんありすぎ、田原さんご自身も記憶をたどりながら、途切れ途切れに言葉を紡がれていたため、編集作業では話の流れを損なわないよう配慮しながら、リスナーにとって聴きやすく、内容が伝わりやすい形に整理することに特に時間を費やしました。そうした作業を重ねる中で見えてきたのは、戦争への思いや平和への願いという、田原さんの変わらぬ信念でした。田原さん渾身の「戦争はいけない」という言葉を入れて、番組を終戦に日に届けられたことで、ご本人のメッセージをきちんと伝えることが出来て良かったと思っています。」と説明がありました。

委員からは「聴き取りにくさはあったが、内容に聴き入ってしまった」「『朝まで生テレビ!』の原点がKBSに在ったことを知って驚いた。開局75周年企画に相応しい輝かしい歴史の1ページ」「92歳という年齢なので、このタイミングで制作、放送し、肉声を残せたことは本当に良かった」「使いたいところが使えず苦労したと思うが、うまく編集されていた」「制作の過程の話を聴いて、そのご苦労に敬意を表したい」「『朝まで生テレビ!』では攻撃的な人だと思っていたが、この番組を聴いて反対の事をいう事で相手の言葉を引きだすテクニックだったと知り、見る目が変わった」「素晴らしい番組だった。再放送をぜひするべき」などの意見をいただきました。

(番組審議会事務局)

令和8年度 株式会社京都放送 番組審議会委員 (9月例会出席者)

森本 淳生京都大学人文科学研究所 所長
川勝 哲夫京都中央信用金庫相談役
山本 範子京都府立府民ホール及び文化芸術会館 館長
松本 邦子京都新聞社 文化部長
野村 多加世立命館中学校・高等学校 非常勤講師
松本 和加子前京都市文化観光資源保護財団 専務理事
鈴鹿 可奈子聖護院八ッ橋総本店 代表取締役社長
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