番組審議会
9月番組審議委員会
- 開催年月日
- 令和7年9月22日(月) 午後4時~5時25分
- 開催場所
- KBS京都放送会館 3階 第3会議室
- 委員の出席
- 平林幸子、山本範子、松本邦子、野村多加世、松本和加子、鈴鹿可奈子、寺脇研
・テレビ・ラジオ10月改編説明
・ラジオ番組『特別番組 ともに生きる~不登校と向き合う親子によりそう日々~』について合評
例会ではまず、テレビ編成局担当取締役、ラジオ局長からテレビ・ラジオ10月改編のポイントが説明されました。
テレビ編成局担当取締役からは「4月改編で長年続いたお昼の生ワイドを終了し、金曜日の夜に新しい情報番組『京暮士門』をスタート、さらに夕方の報道番組『きょうとDays』の再放送を夜に行うなど、学生や共働きファミリー層が視聴しやすい時間帯の情報発信強化に努めました。その結果、改編前の同時間に比べ、視聴量が増え、視聴者層もF1、F2層を中心に若返りが進みました。10月改編では、この歩みを確かなものとするために、既存番組のブラッシュアップを徹底していきたいと思っています。2022年にスタートした人気グルメ番組「おやじ京都呑み」は、これまでの2ヶ月に1回、1時間の番組から毎月1回、第4火曜日の20時から30分間の新作放送になります。京都以外の方にも楽しんでいただけるように、神社仏閣や観光スポットにも出かけます。また呑みの部分は一軒に絞り、ご主人や女将さんとじっくり話をする番組構成にします。金曜日の夜のもう一つの柱『京都経済テラス キュンと!』は、さらに地域情報に特化し、京都の課題解決への取り組みを進めたいと思っています。」と説明がありました。
ラジオ局長からはまず、6月の合評作品だった「岸野雄一の~民謡でヨイショ!~」が、日本民間放送連盟賞・中央審査会のラジオのエンターテインメント部門で、最優秀作品に選ばれたことが報告されました。KBS京都の作品が、中央審査会で最優秀賞を受賞するのは58年ぶりということで、快挙に大きな拍手が送られました。10月改編については「radikoアプリのKBS京都ラジオの無料聴取エリアに、10月1日から新たに兵庫、奈良、和歌山が加わり、近畿一円に拡大されます。これを機会にますます新規リスナーを獲得するべく、親しみやすく、良質なコンテンツを届け続けていきたいと考えております。この秋の改編として、今回受賞しました番組の元番組となった『岸野雄一の地球が奏でる音めぐり』を毎週土曜日19時から、45分番組として編成いたします。その他、火曜日21時30分からは、人気YouTuberで京都大学在学中のいだちゃんねるさんと同じく京大出身のわっきゃいさんによる『わっきゃいだの小定理』、土曜日の20時30分からは、吉本の若手のコンビ・シカノシンプの初ラジオ『シカノシンプのシカシンダンシング』を新しく編成をいたします。タッグを組む制作陣も2年目の若手のディレクターに担当してもらうということで、若い感性で番組作りをしていきたいと思っています。この他、昨年も編成し、本日の合評作品の元である『五藤めぐみの子育て応援!ハグミータイム』を土曜日20時に編成いたします。」と説明がありました。
番組の合評では、今月の合評対象番組であるラジオ番組「特別番組 ともに生きる~不登校と向き合う親子によりそう日々~」について各委員が委員を述べました。
番組担当者からは「昨年の秋から半年間放送した『五藤めぐみの子育て応援!ハグミータイム』という番組を通じて、20年以上、不登校など、さまざまな悩みを抱える親子からの相談を受けてサポートしているNPO 法人福祉広場の池添素理事長と出会い、その活動を掘り下げて、一つの作品にしたいと考えました。池添さんは、不登校をあえてほっておく、時期が来れば子供さんの方からアクションを起こすという考え方をされている方で、今回は、結果的に良かったと言える2つの事例を紹介させていただきました。「みんなそうじゃない」「上手くいってない人もいる」という意見もあったのですが、こういう例もあるという一つになればいいのかなという思いで、制作しております。」と説明がありました。
委員からは「プライバシーもあって、難しいところを上手く編集してまとめている」「具体的な話が多く、ヒントになるのではないか」「番組冒頭いきなり、"死を考えた"という話は、幅広い層に聴いてほしい場合、重過ぎる」「主役が池添先生なのか、不登校の生徒なのか、わかりにくい」「2つの事例はどちらも母親のみで、父親が登場しないのが気になった」「学校に行くことを促すか、無理に行かせないか、どちらが良いかはケースバイケースなので、10月からの五藤さんの番組で、その後の話や別の方の話など、しっかりフォローしていくことが必要であり、今後の課題である」などの意見をいただきました。
(番組審議会事務局)
令和7年度 株式会社京都放送 番組審議会委員 (9月例会出席者)
| 平林 幸子 | 元京都中央信用金庫 副理事長 |
|---|---|
| 山本 範子 | 京都府立府民ホール及び文化芸術会館 館長 |
| 松本 邦子 | 京都新聞社 文化部長 |
| 野村 多加世 | 立命館中学校・高等学校 非常勤講師 |
| 松本 和加子 | 前京都市文化観光資源保護財団 専務理事 |
| 鈴鹿 可奈子 | 聖護院八ッ橋総本店 代表取締役社長 |
| 寺脇 研 | 京都芸術大学 理事 |












