番組審議会

10月番組審議委員会

開催年月日
令和7年10月27日(月) 午後4時~5時15分
開催場所
KBS京都放送会館 3階 第3会議室
委員の出席
森本淳生、平林幸子、山本範子、松本邦子、野村多加世、松本和加子、鈴鹿可奈子、寺脇研
議題

・放送番組の種別(2025年4月~9月分)
・テレビ番組『京都競馬場100周年特別番組 "灯‐京都競馬場百年の走路‐"』について合評

例会では、テレビ放送番組の種別の公表制度に基づき、テレビ編成局担当役員が今年4月から9月の期間の毎月第3週の「放送番組の種別ごとの総放送時間」「CMの総放送時間」「個々の放送番組の種別」について報告しました。

その後、今月の合評対象番組であるテレビ番組「京都競馬場100周年特別番組 "灯‐京都競馬場百年の走路‐"」について各委員が意見を述べました。

合評に先立ち、番組担当者から「今年12月1日に、京都競馬場が誕生100周年を迎えます。弊社では長年、毎週土曜日に『競馬中継』を制作しておりますので、JRAから依頼をいただき、番組を制作しました。競馬ファンだけでなく、競馬場に行ったことがない人も行ってみたいと思える番組を目指しました。キャスティングについては、京都にゆかりがあり、知名度も高い、歌舞伎俳優の片岡愛之助さんに、番組の案内人としてご出演いただきました。また京都出身で元AKB48の横山由依さんに、競馬場以外のロケを担当していただきました。愛之助さんは大変お忙しい方で、1日しかスケジュールが取れなかったのですが、南座の公演後の収録でも疲れた顔を一切見せず、文脈の読み取りや、イントネーションの違いといったところまで、非常に工夫して取り組んでいただきました。横山さんも8月の酷暑の中、1日で3ヶ所を回る過密スケジュールでしたが、取材先についてご自身でも勉強された上で臨んでいただき、お2人にお願いして良かったです。1969年に弊社テレビが開局して、4日後に『競馬中継』が始まったそうで、100周年の特別番組ができたのは光栄に思っています。」と説明がありました。

委員からは「馬の話だけではなく、競馬場の設計の話や、ゆかりの地巡り、芝の管理などを取り上げていて、賭け事をしない人間にも観やすい」「これまであまり馴染みのない人に、100周年を迎えた京都競馬場をもっと知ってもらうという意味で良い番組」「番組を観て、一度行ってみたいと思った」「愛之助さんの声が聴きやすく、冒頭から引き込まれた」「説明のテロップが多く、わかりやすかった」「音声と違う文字が画面に出てくるのを目で追うのが大変だったので、喋っていることが文字として出る方が観やすい」「なぜ京都に競馬場が出来たのかという歴史的な部分の説明があっても良かった」「入場料や施設内容など、もっと具体的な中身の紹介に時間を割いてもよかったのではないか」などの意見をいただきました。

(番組審議会事務局)

令和7年度 株式会社京都放送 番組審議会委員 (10月例会出席者)

森本 淳生京都大学人文科学研究所 所長
平林 幸子元京都中央信用金庫 副理事長
山本 範子京都府立府民ホール及び文化芸術会館 館長
松本 邦子京都新聞社 文化部長
野村 多加世立命館中学校・高等学校 非常勤講師
松本 和加子前京都市文化観光資源保護財団 専務理事
鈴鹿 可奈子聖護院八ッ橋総本店 代表取締役社長
寺脇 研京都芸術大学 理事 

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