JR広島駅には山陽新幹線を始め、
在来線も山陽本線・呉線・可部線・芸備線と4つの路線が集結しており、
電化区間では227系のレッドウィングが大活躍しています。
そんなJR在来線の改札を出て新しい駅ビルを南口に出ると、
すぐに今年8月に完成したばかりの広島電鉄の新ホームが見えてきます。
JR駅ビル2階への路面電車乗り入れは
全国でも初めてとのことで注目されています。
新ホームに合わせ新ルートもできて乗客は1割ほど増えたとか。
行き先別にわかりやすくホームが4つ設けられました。
この新ホームの完成でJR線とも雨にぬれずすぐに乗り継げ、
駅ビル内に300店舗が入る新商業施設{MINAMOA}にも直結していて
とても便利なんです。
以前は広島駅からを出ると左に大きく迂回して市街地に向かっていましたが、
新ルートの駅前大橋線では直進短絡化できたため、
広島駅と市内中心部の紙屋町は4分時間が短縮されました。
広電では被ばくしたときに走っていた電車が今も4両が現役で走っています。
そのほかにも元京都・大阪・神戸の市電や、ドイツから来た車両などが
単行で走ってオールドファンを喜ばせます。
またその一方で3連接の超低床車も抜群の加減速で市内を走り抜けます。
ラッピングで目に付くのは
広島東洋カープ・ラッピングの広島港行5100形の超低床車・グリーンムーバーマックス。
そして広島の食をアピールした「おいしいけぇ広島」の3連接の3950形。
9月から登場したこの車両には
地元出身の奥田民生・吉川晃司の顔がしっかりラッピングされています。
市内を縦横無尽に走り1日15万人を運ぶ広電。
運賃は全線均一240円です。
「走る電車の博物館」と言われるほど在籍車両は多岐に渡り、
次はどの車両が来るのかと待ってる時のわくわく感はたまりません。
国内初の駅ビル2階乗り入れの新ホームと新路線、
被爆から80年の広島でぜひ体感してみてください。
鉄アナ羽川英樹の出発進行
「#111 広島電鉄② ~全国初!路面電車がJR駅ビル2階に乗り入れ、新ルート誕生で時間も短縮~」は↓から!