開幕から1ケ月余りが経過した大阪・関西万博。
来場者の6~7割は会場直結の大阪メトロ中央線で夢洲駅にやってきて
東ゲートから入場します。
でも今回紹介するJRの臨時快速
エキスポライナー(新大阪~桜島)もかなりのおすすめ。
323系8両編成で基本1時間に1本、
「新大阪」を特急くろしおなどが発着する2番線から
ひそかに出発していきます。
先頭の1号車のみポップなラッピングの特別車両「パレードトレイン」で、
車内には大型ディスプレィが設置され、
その時々にいろんな映像が流れる仕組みになっています。
新大阪を出るとおおさか東線や貨物も通る「東海道本線支線」走ります。
淀川を渡ると地下に潜ってグラングリーン大阪などの真下を走り抜け
「大阪・うめきたホーム」に到着。
ここは特急はるか・くろしおや おおさか東線しか発着しないため、
意外とこのエキスポライナー
の存在を知らない人も多いんです。
このあと再び地上に姿を現し、左からの大阪環状線と横並びで、
しばらくは3線区間を走ります。
そして「西九条」の手前で最も右のホームのない貨物線に入ってしまいます。
つまり「ゆめ咲線」と分岐するこの「西九条」ですら通過してしまうのです。
このあとゆめ咲線に入って「安治川口」を通過し、
大阪発車後に初めて停車するのが「ユニバーサルシティ」。
2001年のUSJ開業とともに誕生した駅です。
そして次が大阪港の貨物輸送とともに栄えた終点「桜島」。
エキスポライナーは新大阪から17分、
大阪からはわずか12分での到着です。
殺風景だった桜島駅前には大型ホテルもオープン。
ここからは頻発する無料シャトルで約15分ですいてる西ゲートに到着します。
このエキスポライナーは新大阪毎時44分発と1時間に1本だけの運行は残念ですが、
単線区間があることや特別車両が1編成しかないこと、
また在来線特急や貨物とも一部線路を共有するため、
現状ではこれ以上の増発は無理なのかもしれません。
しかしながら意外なホームから発着し、
普段とは違うルートをとり、なにより意外と便利で速いんです。
ぜひ万博来場時にご乗車下さい。
鉄アナ・羽川英樹の出発進行 #105
「JRエキスポライナー(新大阪~桜島)
~万博へはこれが意外と速く、通なルートを走る~」は
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