「岡山電気軌道・東山線　～晴れの国・岡山へ！」

今回は岡山駅前から始まる路面電車の旅です。

市内を走る岡山電気軌道（以下　岡電と表記）は、
東山線と清輝橋線の２路線があります。
２つ併せても４，５ｋｍという短い路線ですが、
１９１２年（明治４５年）の開業以来、
１１０年に渡って市民の足として走り続けています。

岡山駅前の乗り場には、
ちょうど大人気の２両編成の「チャギントン号」が停まっていました。
イギリスの人気アニメを、
あの車両デザインの第一人者・水戸岡瑛士氏が実車化した人気の車両です。
乗車は完全予約制で、金・土・日・月曜に一日３便が運行。
線内を１時間かけてゆっくり走り、
車内では子供向けのいろんな楽しいイベントも開催されます。

私はOHK（岡山放送）ラッピング車両に乗車。
しばし桃太郎大通りを車と並走します。
次の「西川緑道公園」の近くには、
岡山名物「デミカツ丼」の元祖・昭和６年創業の「味司野村」があります。
濃厚なデミグラスソースがトンカツ上にたっぷり。
これは病みつきになる味です。

「城下」は後楽園・岡山城への最寄り駅。
旭川のほとりを少し歩けば、日本三名園のひとつの後楽園へ。
ここは藩主：池田綱正がつくった見事な大名庭園。
そして３層６階で別名・烏城とも呼ばれる岡山城へたどり着きます。
また私が１年間だけお世話になった山陽放送の新社屋もこの近くにあります。

「県庁通り」は市内最大の表町商店街にも近く、天満屋本店もすぐ。
ここまでは岡山駅前からなんと運賃１００円区間なんです。

「西大寺町」を過ぎると旭川を渡り、
静かな旧市街の「小橋」「中納言」「門田屋敷」を経て終点「東山」に到着。
ここには東山公園や岡電の本社と車庫もあります。
そして車両工場をリニューアルした「おかでんミュージアム」のプラレール広場は、
子供たちに人気のスポットになっています。

今回紹介した東山線はわずか３ｋｍに１０駅があり、まさに市民の足として大活躍。
また岡山駅から県庁通りまでは１００円、
終点まで乗っても１４０円という安さも魅力ですし、
いろんな車両が走っているのでどれに出会えるかも楽しみのひとつ。
梅雨の合間に、晴れの国・岡山で、路面電車ののんびり旅を楽しんでみませんか。

羽川さんのYouTubeも併せてお楽しみください！
＃５３　岡山電気軌道・東山線　～チャギントンも走る路面電車～

梅雨の合間に晴れの国・岡山へ。１１０年の歴史をもつ市民の足・岡電。
東山本線は全長わずか３，１ｋｍながら、１０駅があり、それぞれに見所もいっぱい。人気列車チャギントンも元気に走っています。

YouTubeで「羽川英樹」と検索するとすぐ見つかります。
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