真帆のこれこれ!

今回の第94回アカデミー賞で作品賞を含め3部門を獲得した
『コーダ あいのうた』をご紹介です!

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こちら、自分以外は全員耳の聞こえない家族をもつ
女子高生のルビーが
幼少期から家族のサポートをし続けていたが、
ひょんなことから歌の才能を見出され...
夢を追いかけるか家族の手助けを続けるかの葛藤に悩むというストーリー。

この『CODA』という言葉はChildren Of Deaf Adultsの頭の文字を繋げた造語で、
聞こえない親をもつ、聞こえる子どもという意味で、
1980年代にアメリカで出来た言葉みたいです。

コーダである子どもは、家族とは手話でコミュニケーション取ることが多いようですが
この作品内でもルビーは父、母、兄とは手話で意思疎通をしていました。

私、この映画は事前情報ゼロで観に行ったのですが(まあいつもですけど笑)、
この家族役の俳優さん、手話がめちゃくちゃ上手というか
なんてナチュラルなんだろう...と思ってたんです。


それで後から知ったのですが、
今回この耳の聞こえない家族役のキャスティング、
ろう者の俳優さんを監督は起用していたんです!

これにも裏話があったみたいで、
当初やり取りのあった大手映画会社は
家族役にも著名な、聞こえる俳優をキャスティングするよう要求していたようです。

ただ監督としては、
ろう者役に、なぜろう者の優秀な俳優さんがいるのに
起用しないんだ?!という強い思いがあり
そのような配役になったようです。

今回、父親役のトロイ・コッツァーさんは
ろう者の男性俳優としては初の助演男優賞を取ったようです。

さてさてこの映画、本当に泣けます!!

ルビーの、夢と家族の間で揺れる想いが
大人の目から見てもなんとも難しい選択だなぁ...と胸が苦しくなりますし、
改めて家族の温かさというのも共感し
涙無しには観られませんよ!(゚´ω`゚)


そして最後の方には
無音の世界を体感出来る、とある演出もされています。

改めて音のない世界について、考えさせられるきっかけにもなりましたよ。


ぜひ映画館でご覧下さい!!


現在全国の300もの映画館で、拡大公開中です(∗ ❛⃘ ❛⃘∗)