今回の夢追人は、京都府舞鶴市の森剛さんと滋賀県近江八幡市安土町にある滋賀県立農業大学校で学ぶ神山祐誌さんを訪ねました。(リポーター:京都・稲富菜穂、滋賀・西上真帆)
【京都編】

舞鶴市にやって来ました。春先の穏やかな海、のどかでいですね~。今回の「夢追人」さんは、温暖な地域での栽培が一般的なあるものを、ここ舞鶴で手掛けておられるそうです。会いに行ってみましょう!

森 剛さん(45歳)。舞鶴市赤野で妻の由理さんと農園を営み、米、トマト、イチゴ、万願寺甘とうや紫ずきんなどの伝統野菜を栽培。でも、"温暖な地域での栽培が一般的なあるもの"とは...?イチゴではないですよね?

実は森さん、自身の農園を営むかたわら、農業を通じた地域活性化のため地元の子育て世代に呼び掛けて4年前に大浦地区で「大浦パパレモンプロジェクト」を立ち上げ、レモンの栽培を手掛けています。

異業種や移住者など当初6人で始まり、20本の試験栽培からスタート。少子高齢化と獣害被害で増えている遊休農地をレモン畑に再生し、今では72アールで560本を育てるまでに。


焼却処理されてしまう牡蠣殻や放置竹林の竹をチップにして肥料に。環境に配慮して栽培した「京都潮風レモン」。生のままかじらせてもらっても酸っぱすぎないジューシーさ。なぜかメガネにしちゃう稲富さん。

イベントなどに登場するレモン色のキッチンカーでは、クラフトラフトエールやレモンサワー、レモネードなどオリジナルの加工品も販売しています。稲富リポーター、クラフトエールを堪能!森さん&妻の由理さんもその飲みっぷりに苦笑い(*^^*)

自然豊かな舞鶴で地域資源を使用した土作りにこだわり、環境に配慮して持続可能な農業を目指していきたい、と森さん。地域の課題を解決しながらレモンという特産物を生産し、将来、子どもたちに引き継げる地域農業をつくっていきたいと意気込んでおられます。
【滋賀編】

滋賀県近江八幡市安土町にやって来ました! 「滋賀県立農業大学校」と書いてあります。ということは、今回の「夢追人」さんは学生さんかな?


神山祐誌さん(46歳)。2年前、妻の実家のある滋賀県に家族で移住してきたのを機に、一念発起して、滋賀県立農業大学校に入学しました。卒業後は、農家として、米や白ネギ・ナスなどの露地野菜を作っていく予定だそう。

神山さんの人柄について、幅広い世代の「同級生」や「後輩」たちからは、"とにかくパワフルな人"という声が。


実は、神山さんのもう一つの顔は神職。祭儀奉仕を通じて稲の生育過程は理解していたものの、実際には育てられない自分が知ったように農業の重要性を参拝者に説いたところで全く響いてないと実感。農業に携わりたいという思いが日に日に強くなったそう。

そんな中、自分が住む地域では農業従事者の減少・高齢化により耕作放棄地の増加が深刻化していることを知った神山さん。稲作の農繁期には神社の大きな祭典はなく両立が可能だと思い農業大学校への入学を決意しました。

自然(=神)の恵みに素直に感謝し、他の人々と協働し互いを認め合い、農業と神社を掛け合わせて、自分も周りの人々も地球も未来も全てが豊かで幸せになる循環を生みだす、二千年先につながる農業を目指したいと考えておられます。
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