祇園祭を学ぶ

総論山鉾建て方・巡行・曳き手囃し方粽(ちまき)長刀鉾音頭取り昔の山鉾巡行祇園祭の変遷その他番外・研修旅行

■山鉾

山鉾の数
33基(前祭 23基・後祭 10基)
(曳き鉾 7基・曳き山 3基・傘鉾 2基・舁き山 20基)
鉾の鉾頭
長刀鉾・・・長 刀
函谷鉾・・・月に山形
鶏 鉾・・・三角に日の丸
月 鉾・・・三日月
菊水鉾・・・菊 花
放下鉾・・・日 月 星
船 鉾・・・なし
鉾の天王
長刀鉾・・・和泉小次郎の船を担いだ人形
鶏 鉾・・・住吉明神とされ、古くは櫂を持っていたという。
菊水鉾・・・彭 祖(ほうそ)
函谷鉾・・・孟嘗君(もうしょうくん)
放下鉾・・・放下僧(ほうかそう)
月 鉾・・・月読尊(つきよみのみこと)
山の飾り物
人形と鳥居  3基・・・油天神山、鯉山、鈴鹿山
小祠と鳥居  1基・・・霰天神山
小祠     1基・・・八幡山
人形    17基・・・ 上記以外の山鉾の稚児・人形
昔は、船鉾以外の鉾はすべて稚児が乗っていたが、函谷鉾が天保10年(1839年)に人形としたのが人形稚児の始まりであり、昭和4年(1929年)放下鉾が人形になったのを最後に今は、長刀鉾以外は皆人形となった。
○稚 児
 長刀鉾
○人 形
 函谷鉾  嘉多丸  天保10年(1839年)
 鶏 鉾  不 祥  文久 3年(1863年)
 月 鉾  於兎麿  明治45年(1912年)
 放下鉾  三光丸  昭和 4年(1929年) 稚児舞ができる。
 菊水鉾  菊 丸  昭和31年(1956年)
囃し方のいる山鉾 12基
曳き鉾 7基・・・長刀鉾・函谷鉾・月 鉾・船 鉾・鶏 鉾・放下鉾・菊水鉾
曳き山 3基・・・岩戸山・北観音山・南観音山
傘 鉾 2基・・・綾傘鉾・四条傘鉾
鉾の大体の大きさ(船鉾は除く)
重 量
10トン〜12トン
高 さ
地上から鉾頭まで 約25メ-トル
地上から屋根まで 約8メートル
車 輪
直 経      190センチメートル前後
鉾屋根
長 さ 約 4.5メートル  幅   約 3.5メートル
鉾 胴
長 さ 約 3.5メートル  幅   約 3.0メートル
囃 台
長 さ 約 3.5メートル  幅   約 2.7メートル
石 持
長 さ 約 6.0メートル  切り口 約 50×25センチ
山の大体の大きさ
重 量
1.2トン〜1.6トン
高 さ
地上から松の木まで 約 6.0メートル
地上から屋根まで  約 4.5メートル
※岩戸山、北観音山、南観音山は、曳き山で、形態は鉾と同じく、
 ただ、真木が松の木で高さは、地上より約15メートルある。
鉾の真木
鉾(曳き鉾)には、真木が取り付けられている。(船鉾にはない。)
※真木とは、鉾の中心に聳え立つ木で、三段になっていて、下二段は檜や欅などを相欠きに接いであり、網かくしより上部は竹で作られている。
山の真松
鉾の真木に当たるもので、山には松の木が取り付けられている。
ただし、太子山のみが杉の木が使われている。
※ 聖徳太子が大杉の霊木の一木を以て六角のお堂を建立されたとの、六角堂頂法寺の縁起による。
からくりのある山鉾
蟷螂山だけが、からくりがある。
屋根のある舁き山
郭巨山だけに、屋根がある。
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