今回の夢追人は、京都府南丹市の山本善久さんと滋賀県守山市の今井啓文さんを訪ねました。(京都リポーター:稲富菜穂 / 滋賀リポーター:西上真帆)

【京都編】

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京都府南丹市八木町にやってきました。今回は後ろに見えるハウスで今が旬のフルーツを栽培する夢追人をご紹介します。

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今回の夢追人・山本善久さんは、農業生産法人で10年間露地野菜を手がけ、農場長まで務めましたが、若いころからの夢をかなえるため50歳を前に「今しかない」と独立を果たしました。

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独立の際に山本さんが選んだ作物がいちごです。収益性の高いいちごならば独立しても経営していけると考えての決断でした。

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実はいちご栽培2年目の山本さん。親身になってアドバイスしてくれるキャラメル農園(綾部市)の師匠・西村靖さんの存在がとても大きいと繰り返し強調しました。いちごのハウス栽培は多くの人が思うほど暖房が必要なわけではないという温度管理のコツも師匠の教えです。

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山本さんが3棟のハウスで栽培しているいちごの品種は章姫です。甘さに特化した品種で柔らかいため輸送が難しく、山本さんは地元の直売所やスーパー、道の駅だけに出荷しています。地元だけで流通するからこそ完熟で出荷できるのが強みになっています。

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収穫のピークを迎えつつあるハウスで山本さんにタイミングの見分け方を教えていただきました。真っ赤に色づいたいちごを手に稲富リポーター、なぜか悪い顔になっています。何を企んでいるのやら。

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試食させていただきました。とっても甘くてジューシー!ついつい笑顔になってしまいます。

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パック詰めをお手伝いさせていただきました。大中小のサイズでいい感じに詰めていくのはなかなか難しいです。妻の智子さんは「後悔したまま人生を送ってほしくない」と夫の夢を後押ししました。「このタイミングだったからよかった。このタイミングだったからいろいろな人にも助けてもらえた」と振り返ります。

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1人でやれる限界としてハウス3棟でスタートした山本さんですが、1年目から獲れすぎて妻と父母の手を借りても深夜2時3時まで作業する羽目になったそうです。まだまだ2年目の山本さん、おいしいと言ってもらえるいちごを作り続け、いつか観光農園もできればと夢は広がります。

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山本善久さんの夢は...
「うちのいちごを食べて喜んでくれたお客さんに、これからもおいしいいちごを届け続けるのがまず一つの夢です。そして、なかなか時間がないのですが、何とかやりくりしてキャンピングカーで日本一周とかやってみたいです。」(山本さん)

【滋賀編】

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滋賀県守山市にやってきました!ビニールハウスがたくさん並んでいます!

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今回の夢追人は今井啓文さん。就農して3年目、農園「ラトナファーム」を営むファーマーです。前職は歯科関連のメーカーのサラリーマンでしたが、人を笑顔にできる仕事っていいな!と決意して農業を始めたのだそうです。

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家族に猛反対されながら、農業経験ほぼゼロからのスタート。「やりたいことはとことんまでやり尽くしたい」と、今では路地の畑12枚、ハウス17棟で季節ごとに数多くの種類の野菜を栽培しているそうです。

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農業をやめられた方のハウスを引き継ぎ、次々と新たな野菜にチャレンジ!芽が出たばかりのホウレンソウと顔をのぞかせているニンジン。

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数多くの野菜の中から今回ご紹介したのは春菊。守山市は春菊の有数の産地で、主には大葉と呼ばれる葉の切れ込みの浅い種類が作られています。

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今井さんは大葉のほかに、中葉という葉の切れ込みが深い種類も作っています。
「子どもの野菜ぎらいをなくしたい」と話す今井さん。有機栽培で育てることでアクが少なく、生でもおいしく食べられるのだそうです。

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中葉を生で試食した西上リポーターも「おいしい!甘い!止まらなくなりそう!」と大絶賛でした。

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アルバイトで来られている内藤さんと中川さん。
内藤さんと中川さんに春菊を使った白和え、サラダ、肉巻きなどのお料理を5種類も作っていただきました!「春菊のジェノベーゼ」はバジルの代わりに春菊を使っています!内藤さんのお子さんも今井さんが作る野菜が大好きだそうです!

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今井さん「これから規模をもっと大きくして、100種類の野菜を育て、将来は青果店を作って販売したい」のだそうです。

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今井さんの夢は...
「小さな子どもたちが気軽に遊びに来て土と触れあえる場所にできればいいなと思うし、消費者に向けて自分の野菜の見える化できるようなツールを作りたい。」


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