今回の夢追人は、京都府舞鶴市の山﨑裕一さんと滋賀県東近江市の小澤朝也さんを訪ねました。 (リポーター:秋葉のぞみ、稲富菜穂)

【京都編】

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京都府舞鶴市にやってきました。白く輝く雪景色が迎えてくれました。

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今回の夢追人・山﨑裕一さんは、できるだけ長く牛舎にいて、牛をしっかり観察することが大切だと考えています。頑張ったら頑張った分だけ牛は応えてくれると教えてくれました。

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牛舎に雪が降り積もります。年末には50㎝の積雪があったそうです。41頭の牛たちはくつろいでいるように見えます。(預けて育てている牛が他に20頭います。)

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山﨑牧場ではえさの回数を普通より多い1日4回にしています。一度にたっぷりえさを与えると、おいしいところだけ食べてしまいますが、量を減らして回数を増やすことで、全部しっかり食べてくれるようになり、乳量も増えるのだとか。

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近くの牛舎に移り住んだ独立3年目の酪農仲間・南素さんは山﨑さんと同い年。恥ずかしがりの照れ屋同士なので気が合うそう。気分転換のため一緒に趣味のカラオケに行ったりしていましたが、今はコロナ禍で自粛中です。

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えさの配合を少しだけお手伝いさせていただきました。稲を発酵させた飼料・WCSを地域で先駆けて導入した山﨑牧場。WCSは栄養のバランスが良く、牛が良く食べるという利点があり、水田の活用にもつながることから、循環型のサイクル構築につながると注目を集めています。

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ハイクオリティミルクアワード優秀賞に輝いたこともある山﨑牧場の牛乳は、京都農協牛乳の原料として私たちの暮らしのそばにあります。

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1頭飼から現在の規模にまで拡大してきた父・俊邦さんは2016年に黄綬褒章を受章するなど、地域の活性化に貢献してきました。後を継いでくれたことがなによりうれしいという俊邦さんは裕一さんたちの世代も地域を盛り上げてほしいと願っています。

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平成16年の台風23号では山が崩れて牛舎もほとんど埋まってしまい、酪農を辞めようと思ったと山﨑さんは振り返ります。すぐにJAや地域の人たちが助けてくれて、ここまでしてもらったらやめるわけにはいかないと考え、続けることができたそうです。

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山﨑裕一さんの夢は・・・
「酪農を通してこの地域を守っていくとともに、若い酪農仲間たちと規模拡大も視野に入れながら頑張っていきたいと思います。」(山﨑さん)

【滋賀編】

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滋賀県東近江市にやって来ました。後ろに見えるのが今回の夢追人さんのハウスです。

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今回の夢追人はやさしそうな笑顔が印象的な「こざわファーム」小澤朝也さんです。以前はコンピューターの基盤設計に携わっていましたが、41歳で農家への転身を決意し、県の農業大学校で野菜づくりを学びました。

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小澤さんは今、6棟のハウスでいちごを栽培しています。きれいで明るいハウスの中にはいちごの甘い香りが漂います。でも、それが日常の小澤さんは、あまり香りを感じないそうです。

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小澤さんが手掛けているのは4品種1万2千株のいちごです。品種ごとに形や大きさが異なります。栽培する品種選びの最初のポイントは意外にもネーミングなんだとか。

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小澤さんが大切にしているのが収穫のタイミングです。採りごろにしっかり採ること。多い時には1日100パックほどになるそうです。

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小澤さんが栽培している「章姫(あきひめ)」「恋みのり」「よつぼし」「やよいひめ」の4品種を特別に食べ比べさせていただけることに。ワクワクが止まりません!

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品種ごとの味わいの違いにびっくり!小澤さんのおススメは「恋みのり」。私のお気に入りは...どれもおいしくて難しい!!

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出荷に向けパック詰めの作業をするのは小澤さんの妻・亜矢さんと母・維久子さん。例年通り、おいしいいちごができていると2人も太鼓判です。

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作業しやすい滋賀方式のいちご栽培法を採用しています。小澤さんは1年目からおいしいいちごを収穫することができたそうです。残念ながら観光農園は新型コロナウイルスの影響で休業中です。 早く再開できるといいですね。

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小澤朝也さんの夢は...
「今がいちごを育てるという夢の中にいるので、これからもおいしいいちごを作っていくのが僕の夢です」(小澤さん)


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※写真はイメージです。

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