今回の夢追人は、京都府長岡京市の宇津恵造さん。滋賀県彦根市の福原勉さんを訪ねました。(リポーター:涼宮菜月/稲富菜穂)

【京都編】

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今回の夢追人は、長岡京市にある宇津(うつ)バラ園の宇津恵造さん。
戦後間もない頃から続く切りバラ生産農家の二代目です。

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見せていただいたのはTHE・バラ!な真紅のバラ。「サムライ08」という名前でフランスの会社の命名だそうですよ。名前はさておき・・・

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宇津さんのこだわりは、この土!
自家製の堆肥(たいひ)を敷き詰めています。
最近は溶液栽培をするところが多く、土で育てること自体がこだわりなんだそうですよ。
「溶液に浸かっているよりも水を吸い上げる力がつくような気がする」と、実感込めて話してくれました。

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「やってみないとわからない」ということで、一部、溶液栽培にも取り組んでいますが、この白いシートの下にもこだわりが・・・

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ロックウールの下にセラミックの粒を敷き詰めた二層構造。夜は溶液を抜いて、根を空気にさらすことで、水上げのパワーアップをはかっています。
(ちなみにこの模型、取材用に作ってくださいました!)

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こんな技も。茎をわざと折り曲げて・・・

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ソーラーパネルのように葉を光に当てます。
ふつうは細い茎を折り曲げるのですが、花が開くぐらいの太い茎を曲げるのも宇津さんのこだわり。

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そんなこだわりの詰まった宇津さんのバラは、ご自宅で直売もしています。

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できるだけお客さんと会話をするようにしているそうですが、忙しいときは無人販売。
代金はこちらに♪

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お客さんから「長持ちしたよ」と言われるのがうれしいそうです。
いや〜、それにしてもバラって・・・

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プレゼントされるとやっぱりウレシイですよね☆
(涼宮リポーターへの応援の花束は、ぜひ宇津バラ園で・・・)

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バラ園の取材は以上。ですが、地元JAの新谷さんと齊藤さんから情報が・・・
実はこのロケの日・・・

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京都市内の会場で、府の花き品評会が行われていたんです!

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宇津さんのバラも見事、入賞!おめでとうございます。

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「バラには悲しみや苦しみをやわらげ、喜びを盛り上げる効果があると思う」と話す宇津さんの夢は・・・「まだまだ未熟なところがあって仕事に追われているのが現状です。追うぐらいの感じになって、お花の好きなお客さんが来られたら、お花のウンチクについてしゃべったりしながら、お客さんに喜んでいただけるお花をつくっていけたらと思っています。楽しみながらつくっていけるのが自分の夢かな、と思います」


【滋賀編】

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青い空、青い屋根、青い車!やって来たのは彦根市薩摩町。おしゃれなツナギでバシッとキメたこちらの方が彦根の夢追人、福原勉さんです。

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お米に麦、大豆、いろんなハウス野菜をつくっている福原さん。この時期、旬なのが・・・

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にょきにょきっ!アスパラ!

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堆肥や藁を入れたこだわりの土で育てた福原さんのアスパラを生かじり♪
あんま〜〜い!!

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こちらのアスパラはなんと・・・

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紫!ムラパラ!

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「こん中にもあるで」遮光ハウスの入り口をめくると白パラ(ホワイトアスパラ)が。
「いや、そのもっと奥や」

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イナトミ探検隊、行ってまいります

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暗闇の中、刈り取って来たのは・・・ピンク!??

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ピクパラもうまい〜。
それにしても"ハウスの中のハウス"は、ほとんどサウナ状態でした・・・!

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ちょっと変わったアスパラをつくる福原さんですが、もともとは大会社に勤めるサラリーマンでした。専業農家になって5年。「みんながしてないことをすれば儲かる」と、チャレンジ精神もすごいですが、人には見せない努力をしていたり、限られた農地でパズルのように作物を計画立てて栽培したりと、しっかり考えて農業したはります。
農家としての努力と実力は地元JAの早崎さんも太鼓判。

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そんな福原さんの"秘密基地"がこちら・・・て、農機具の倉庫でしょ??

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と、思ったら、、!!

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倉庫の中にはバイクがずらり!
「がんばったらこういうことが出来る」というのを若いもんに見て欲しいそうで、車もバイクも最新のトラクターも、次々と購入するそうです!男のロマン・・・!!

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やっぱり、ちょっと変なオジサン(失礼。)な福原さんの夢は・・・「いろんな夢があるんですけど、例えば20〜25歳ぐらいの時に放浪の旅に出て・・・そういう旅もしたい。どういう所でどんな作物をつくっているとか、どんな生活をしていてどういうことをすればお金が儲かるか。自分が培ったものをそこで使いたい。歳をとっていったら若い人が来て、魅力を感じてみんなで盛り上げていくような感じ。それが僕の夢と言ったら夢」


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※写真はイメージです。

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〒602-8588 KBS京都「夢追人」プレゼント係

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