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宇治市と宇治市教育委員会は、女性の文学作品に贈る第36回「紫式部文学賞」の受賞作に、金原ひとみさんの小説「YABUNONAKA」を選んだと発表しました。
紫式部文学賞は、宇治を終盤の舞台にして綴られた源氏物語にちなみ、1991年に始まった文学賞です。今回は、去年刊行された女性作家による文学作品のうち、全国の作家や出版社の推薦を受けた55作品を候補作として審査が行われました。「YABUNONAKA」は、出版社の編集者の男が引き起こした性的搾取とその告発をめぐり、男女4人ずつ、8人の視点で価値観と行動がぶつかり合うさまを描いています。選考委員会の委員長を務めた鈴木貞美 国際日本文化研究センター名誉教授は、受賞作について「激変する現代の日本社会の生きづらさを力強い筆で読む人に否応なく見せつけている」と評価しました。また、ともに開催されている宇治市民らの文芸作品を対象にした「紫式部市民文化賞」には、赤沢桜さん(16)の小説「伽藍堂」と、小島洋子さん(72)の随筆「70歳、トライアスロンデビューしました」が選ばれました。11月15日には、宇治市内で賞の贈呈式と、金原さんの講演会が開かれます。












