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舞鶴引揚記念館はシベリア抑留者が過酷な収容所生活や望郷の念をシラカバの樹皮につづった「白樺日誌」の保存修復に向けた調査の模様を公開しました。
「白樺日誌」は、樺太で終戦を迎えたあと、シベリアに連行されて2年間の抑留生活を余儀なくされた舞鶴出身の瀬野修さんが、収容所での強制労働の様子や故郷の家族への思いを和歌およそ200首に込めたものです。瀬野さんは、煙突のすすを水で溶かしてインク代わりにして、空き缶で作ったペンでシラカバの樹皮36枚の両面に記しました。「白樺日誌」はユネスコの世界記憶遺産に登録されましたが、樹皮の文化財は珍しく、保存技術が確立していないため、舞鶴引揚記念館は、奈良市の元興寺文化財研究所と共同で2023年から保存のための調査・研究に取り組んでいます。
今回、3年ぶりにケースから取り出し、デジタル顕微鏡や赤外分光光度計などを使って劣化の進み具合を確認しました。これまでの調査で、空き缶で作ったペン先が少なくとも3回加工されていることや、インク代わりのすすの成分も試行錯誤されていることがわかっています。また、調査チームは、別のシラカバの樹皮を使って保存方法を探る研究も進めています。

















