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日本で開催される最高峰、そして最速の「スーパーフォーミュラ」。
その舞台でタイトル争いを繰り広げている京都市出身の26歳、太田格之進選手を紹介します。
速さを追い求めることだけが許された世界。
そのピットには、祇園祭の「ちまき」が、お守りとして飾られていました。
京都出身の太田格之進選手。
3歳の頃からレースに親しみ、技術を磨き、経験を積み上げてきました。
今では世界を舞台に戦い続けています。
2023年から国内最高峰のレースシリーズ「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に参戦。
昨シーズンは、最終の12戦目まで年間チャンピオンを争いましたが、惜しくも3位でした。
【声】太田格之進選手
「国内トップのレースの舞台で京都出身は僕だけなので、京都出身として日本一を取りたい」
太田選手が所属する
ドコモ・チーム ダンディライアン・レーシング(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)のファクトリーは、亀岡市に拠点があります。
大手自動車メーカーのチームと戦う京都のレーシングチームです。
その高い技術力と太田選手の才能。
言わば、それは「チーム京都」です。
栃木県で行われた開幕戦は、雨。
視界がゼロで路面は読めない。
途中、激しい雨で中断となるサバイバルレース。
レース再開直後、勝負どころの1コーナー。
【実況】
「さあ、太田格之進が横に入って1コーナー。
守る岩佐。ちょっとオーバーランぎみか、太田格之進がインサイドをついた。
ああ、太田格之進がトップ」
トップ争いを演じたのは、F1へのステップアップが期待される岩佐歩夢選手。
注目のライバルとの直接対決に打ち勝ち、太田選手が開幕戦を制しました。
雨が上がった翌日の第2戦。
ドライコンディションでも太田選手は強さを発揮して優勝。
開幕連勝と最高のスタートを切りました。
【声】DOCOMO TEAM DANDELION RACING
チーム監督兼チーフエンジニア:吉田則光さん
「第1戦の雨は、太田選手の気持ちで優勝になった。
第2戦は、トータルのパッケージ。
チーム力と太田選手の実力で取った優勝だと思う」
大分県での第3戦が悪天候で延期となる中、舞台を三重県の鈴鹿サーキットに移して行われた第4戦。
太田選手は、予選でトラックリミット違反があり、絶望的ともいえる12番グリッドからのスタートとなりました。
レースで義務づけられている1回以上のタイヤ交換。
逆転を狙い、太田選手はルール上、最も早い「8周目終了」でピットイン。
【実況】
「さあ太田格之進、ここでファステストタイムを連発!
その勢いはとどまる所を知りません!」
作戦が大成功。
前方のライバルたちが集団の中で牽制し合い、タイムを伸ばせずにいる間、前方が開けたコースを猛スピードで駆け抜けました。
ライバルたちが後からピットインを終えたときには、2位につけていました。
その勢いのまま、アンダーカットが完璧に決まり太田選手はついにトップへ!
しかし「雨」が...。
太田選手を含む上位陣は、雨に対応するため、レインタイヤへの交換を決断しピットイン。
ところが、その後、雨は弱まりました。
ドライタイヤのまま走り続けた、下位に沈んでいた選手たちが上位を独占。
太田選手は7位でフィニッシュ。
それでも、レース後、報道陣を前に落ち込む様子は微塵も見せません。
【声】太田格之進選手
「今回の雨はレーダーには映っていない、霧雨みたいなのが、時折、強くなったり、弱くなったり、ある一定を超えると走れないという。
そこのチーム情報のタイミングの見極めがすごく難しくて、チームは判断できない状態だった。
雨雲はない。ただ、今、降っているから、どちらを信じたらいいか分からない。
難しかった、判断は。
下位の選手がギャンブルして、上位の選手が正攻法を取って、そのギャンブルした方が勝ったというだけだと思う。
強いレースは見せられたかなと。
内容には満足している。気持ち的には"優勝"しました」
第5戦は、予選9番手から挑みます。
序盤から鈴鹿の高速区間でペースを上げ順位を上げると、中盤にはトップ争いへ食い込みます。
攻めと冷静さを両立させた走りで3位フィニッシュ。
この結果、ドライバーズランキングは1位をキープ。
タイトル争いの先頭を走り続けます。
【声】太田格之進選手
「勝てなかったことは、悔しいですが、"前の車が抜きにくい鈴鹿"で9番手から3位、きのうも12番手から一時、トップにまで立ちましたし、ペースもそうだし、勝負強さも見せられた。
1年間やる上では、かなり、これでまた、ライバルたちにプレッシャーをかけられるレースでした。楽しかった」
「気持ち的には優勝」と話した第4戦。
第5戦は、9番手から表彰台へ。
鈴鹿の2日間は、順位だけではない太田格之進選手の強さを感じるレースでした。
太田選手はフランスで行われる世界3大レースの一つ「ル・マン24時間レース」に初出場します。
初めてのル・マンでも物怖じしない太田選手らしい快走に期待が膨らみます。
そして国内の「スーパーフォーミュラ」は、7月17日から3日間、静岡県の富士スピードウェイで開催されます。
世界、そして国内の頂点へ突き進む太田選手から目が離せません。
















