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4月からの新学期を前に、京都府内19の中学校14チームが参加した中学ラグビーの新人戦・決勝を取材しました。
中学のカテゴリーでしのぎを削る黒のジャージ藤森中学校と赤のジャージ伏見中学校。
中学の新人戦大会・決勝は2年連続、同一カードとなりました。
中学生のラグビーは12人制で、前後半20分ずつで試合が行われます。
前半5分、藤森中学がモールで相手陣地に深く攻め込みます。
ここから目の覚めるような展開ラグビーで、最後は11番・村上が飛び込みトライ。
藤森中学が5点を先制します。
直後の攻撃で伏見中学が反撃に転じます。
12番・和田野が果敢に前進すると、7番・荒川から巧みなパス回し、最後は再び荒川にパスがつながり、トライ!
伏見中学が、すぐさま5対5の同点に追いつきます。
前半は、両者このまま得点がなく後半へ折り返します。
後半開始早々、伏見中学の9番・飯田がこぼれ球をターンオーバー、俊足を飛ばし、このままトライに持ち込みます。
12番・和田野のキックも決まり、12対5とリードを奪います。
これで波に乗った伏見中学は2分後、9番・飯田が絶妙なキック。
走り込んでいた7番・荒川が、この日2本目のトライを奪います。
直後のキックも成功し、19対5とリードを広げます。
その後、伏見中学は2本のPGを成功させると、試合終了間際には、ラインアウトから9番・飯田がダメ押しのトライ。
伏見中学が、去年の新人戦で敗れた藤森中学を32対5で破り、リベンジを果たしました。
【声】伏見中学校 伊藤賢 監督
「新人戦で勝つために3年生がどれだけ毎日来てくれていたか。
ここに感謝しないといけない。
3年生が卒業になった時に君たちしかいない。
藤森の選手の悔しい思いを上回るくらいの努力を(春季大会までの)期間にやらないといけない。
この新人戦の優勝は、きょう1日思い切り喜ぼう」
きょうだけは、存分に喜ぼう!
チームメイトによって松阪キャプテンは宙に舞いました。
【声】伏見中学校 FW 5 松阪将真 キャプテン(2年)
「うれしいが、僕らのゴールは、新人戦の優勝ではない。
春季大会に優勝して全国大会に出て、優勝するのが目標なので、今日はたくさん喜びたいが、明日からは切り替えて練習に励んでいきたい」
【声】伏見中学校 BK 12 和田野綾哉 選手(2年)
「このチームは体格が小さくてスキルが高いわけでもなく、上手なプレーヤーがいるわけではない。
チームが一丸となって、今日は絶対勝つと思っていたので、勝てて良かった」
【声】伏見中学校 HB 7 荒川瑳胡 選手(2年)
「伊藤監督を絶対、全国1位の監督にすると、みんなで言っていたので、そこは絶対に頑張りたいです」
一方、敗れた藤森中学の中村キャプテンは、悔しさのあまり、涙。
【声】藤森中学校 FW 5 中村優志 キャプテン(2年)
「この悔しさを忘れずに日頃の練習からしっかりやっていきたい」
【声】藤森中学校 中西大 監督
「中々、キャプテンが決められない世代でした。
やっとひとつ突き抜けてくれた。
この後、中村キャプテンとも話をしようと思いますが、"もう少し早くそういう風に思えたら良かったね"と伝えたい。
今日の経験ができたのは、彼の人生にとっても大きい」
伏見工業高校時代、花園で全国優勝をした経験を持つ伊藤監督は、京都のラグビーのレベルアップが最大の目標だと話します。
【声】伏見中学校 伊藤賢 監督
「藤森中学は、いつも強いチームで中西監督が教えている。
それ以外にも、素晴らしい指導者が京都の中学校体育連盟にはいて、その人たちとスタッフ一丸となって"ONE TEAM"という言葉が日本代表で流行ったと思うが、それよりも前に、京都の中体連で"ONE TEAM"という言葉を掲げてやってきた。
もちろん優勝してうれしいが、京都のラグビーが発展することが一番、私としての目標なので、まず自分のチームでレベルアップして、しのぎを削りながら、京都のラグビーが発展できれば。子ども達の目標は達成できたが、また明日から切り替えて、春季大会の優勝を目指して頑張っていきたい」

















