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京都の歳末の風物詩「終い弘法」が、21日、京都市南区の東寺で行われています。東寺の南大門そばにある空海の修行姿の像の前では、参拝者が静かに手を合わせ、無病息災を願っていました。弘法大師の月命日の毎月21日に開かれる縁日の「弘法さん」のうち、12月の終い弘法は、年初めの「初弘法」と並んで多くの人でにぎわいます。21日は朝からあいにくの雨で、傘を差しながらの品定めとなりましたが、それでも、大勢の参拝者が足を運んでいました。正月用の餅や正月飾りのほか、来年の干支であるウマの置物などが並び、新春の雰囲気を醸し出していたのをはじめ、骨董品や食品なども軒を連ねていました。境内では威勢のいい、かけ声が響くなか、客が、掘り出し物を探したり、値引き交渉を楽しむおなじみの光景が広がっていました。













