サッカーＪ１の京都サンガは、１２月６日、今シーズン最終戦で神戸に勝利し、史上最高順位の３位でシーズンを終えました。
今シーズン最後となる選手の雄姿を目に焼き付けようと、２万人を超えるサポーターがスタジアムに詰めかけました。
去年の王者・ヴィッセル神戸との最終節、サンガは前半３８分、コーナーキックのチャンスで、トゥーリオが神戸戦４試合連続となるゴールを決めます。
松田のコーナーキックはゴール中央へ、こぼれたところをトゥーリオが針の穴に糸を通すようなゴールでサンガが先制します。
後半３２分には、ゴールキーパー・太田が一気に前線へ。
原、エリアス、トゥーリオとつなぎ、最後はエリアスが３人を振り払い、ネットを揺らします。
最後はやはりこの人、今シーズンの飛躍を支えたチームのエース・エリアス。
２０００年に三浦知良（日本フットボールリーグ・アトレチコ鈴鹿）がマークしたクラブのＪ１年間最多得点を更新する今シーズン１８点目のゴールで締めくくりました。
サンガは昨シーズンの王者を完封。
８月以来となるホーム戦に勝利し、Ｊ１で過去最高だった２００２年の年間５位を上回る史上最高の３位でシーズンを終えました。
試合後、セレモニーが行われ、チョウ監督と福岡慎平キャプテンがサポーターに感謝を伝えました。

【声】京都サンガ　チョウ監督
「この町で生まれて、こういう舞台でこんなにも悔しくかつ幸せな思いができる自分は、本当に恵まれていると思いますし、それを体現してくれた選手・スタッフを心から誇りに思います。
来年からまた厳しい戦いが続きます。
たくさんの涙をこの５年間流してきましたけど、今度は本当にうれし涙に変えて京都中を熱狂させましょう」

【声】京都サンガ　福岡慎平キャプテン
「この悔しさは必ずクラブの未来につながると思っています。
来季の京都サンガＦＣは間違いなくタイトルを獲るチームになります。
本当に一年間ありがとうございました」

シーズン終盤まで優勝争いを繰り広げた今シーズン、ホームの年間来場者数はクラブ史上初めて３０万人を突破し、数々のクラブの記録を塗り替えた今シーズンが幕を閉じました。