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2013年12月、「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長を射殺したとして、殺人の罪などに問われている暴力団幹部の男の初公判が京都地裁で開かれ、男は「私は決して犯人ではありません」と述べ無罪を主張しました。
京都地裁によりますと、26日午前10時から行われた傍聴席の抽選には傍聴席52席に対し136人が並びました。殺人などの罪に問われているのは、特定危険指定暴力団・工藤会系の組幹部 田中幸雄被告59歳です。起訴状などによりますと、田中被告は、2013年12月19日早朝、王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72歳)を京都市山科区の本社前の駐車場で、拳銃で撃ち、殺害したとされています。初公判で田中被告は「私は決して犯人ではありません。到底承服できません」と述べ、無罪を主張しました。検察側は冒頭陳述で現場近くに残されていた2本のたばこから検出されたDNAが被告と完全に一致したことや、周辺の防犯カメラに映る犯人と思われる人物が被告と類似しているなどと指摘しました。一方、弁護側は、「田中さんは、犯人ではありません。事件当日、福岡県にいた可能性があります」と述べました。判決は来年10月16日に言い渡される予定です。













