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京都に年の瀬を告げる恒例の「吉例顔見世興行」を来月1日に控え、京都市東山区の南座で26日、出演する俳優の名前を墨書した看板を掲げる「まねき上げ」が行われました。
まねき看板は、江戸時代に始まったとされ劇場が宣伝のために俳優の名前や紋などを看板に書いて飾ります。午前9時、八代目尾上菊五郎さんのまねきが最後に掲げられると大きな拍手が起こり65枚すべてのまねき看板が南座の正面に並びました。南座によりますと、菊五郎と菊之助のまねき看板がそろって掲げられたのは、2009年以来16年ぶりだということです。
【八代目・尾上菊五郎さんの声】
「この京都という地は、初代菊五郎が生まれ育った場所でございまして、きっと歴代の菊五郎が
我々を見守ってくださっていると感じています」
火災で亡くなった片岡亀蔵さんの代役を務める板東彦三郎さんの看板が急きょ用意されました。
南座の吉例顔見世興行は、来月1日から25日まで行われます。

















