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京都市内でツキノワグマの目撃情報が相次いでいることを受けて、京都市は5日、担当者らを集めた対策連絡会議を開きました。
対策連絡会議には、市の担当者のほか、目撃情報の多い左京区や右京区など市内各区の担当者らが集まりました。京都市によりますと、市内で今年度、ツキノワグマによる人的被害は確認されてないものの、先月1カ月の間に30件のツキノワグマの目撃情報が寄せられていて、前年同期の13件を大きく上回っています。会議では、ツキノワグマの特徴や生態が説明されたほか、嵐山などの観光地でも目撃情報があったため、多言語での注意喚起を促す看板を増設することが報告されました。また、住宅街などに出没した場合に、市町村の判断で銃を使用した捕獲を行う「緊急銃猟」の体制整備状況なども紹介されました。対策連絡会議本部長の岡田憲和・副市長は、「全国的にクマによる被害が増えていて、意識を変えていく必要がある」と述べた上で、緊張感をもって対策を進めるよう指示しました。













