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11月1日、京丹波町で全国大会への切符をかけた京都府高校駅伝が行われました。
女子はおよそ21キロを5区間で、男子は42.195キロを7区間でタスキをつなぎます!
【選手宣誓】洛南高校 野尻大志選手(3年)
「私たちの走りが、多くの人に感動と熱狂を与えられることを願い、全力で競技する事をここに誓います」
午前9時40分、女子のレースが始まります。
この日のために積み上げた努力の成果をタスキに込めます。
実力あるランナーが集う1区のレース序盤、9人の選手が先頭集団を形成しました。
抜け出したのは、立命館宇治高校のエース、芦田です。
この夏の全国インターハイ3000m・3位の実力を見せつけ、トップでタスキをつなぎます。
その後、南村、小林、土井、植田も区間賞の走りで、立命館宇治高校が38年連続40回目の優勝を飾りました。
西京高校は、過去最高の2位に入りました。
進学に力を入れるため練習時間が制限される中、選手たちは「朝練」に取り組むなど、努力を重ねました。
【声】西京高校 宮崎千夏主将(2年)
「3年生が通常なら、受験勉強で引退をしてしまうのですが、ここまで部に残り、それでみんなの力でつないだタスキなので、過去最高の2位を取れたと思う」
例年、受験勉強に専念するため、引退する3年生。
しかし、ことしは1区の栃尾、4区の北川がタスキをつなぎました。
このチームに貢献したい、そんな熱い思いを持つ3年生!
【声】西京高校 北川凉凪選手(3年)
「本当に最後の最後、1秒でも前でつなぐという思いと、たくさんの人に絶対結果で恩返ししたい思いで走りました」
【声】西京高校 栃尾佳穂選手(3年)
「過去最高という結果で終われたのは、本当にたくさんの人の支えと応援があっての事なので、すごく感謝しています」
男子のレースでは、中学の3000mの日本記録を持つ洛南高校1年、稲垣が本領を発揮します。
3区の稲垣は、2位でタスキをもらうと、トップに立っていた京都外大西高校を逆転します。
ことしの全国インターハイで5000mで期待されながらも転倒した稲垣は、その悔しさを晴らす、走りでした。
1年生の走りで波に乗った洛南高校が、11年連続32回目の優勝を飾りました。
上位6校までが出場できる近畿大会。
この切符をめぐる熱い戦いも繰り広げられました。
実力のある先輩たちが残した歴史をつなぎたい。
女子では乙訓高校が6位に入り、3年連続の近畿大会出場を決めました。
【声】乙訓高校 女子メンバー
「やったぞ、乙訓、近畿大会がんばるぞー」
女子の頑張りに触発された男子も6位に入り、見事、近畿大会への切符を勝ち取りました。
男女で近畿大会へ出場するのは初めてだそうです。
【声】乙訓高校 桂一太主将(3年)
「僕が1、2年の時は、ぎりぎりで逃してきた近畿大会の舞台なので、まず男子が行けるのが、うれしいのと、女子も一緒に行けるのがうれしい。
みんなが応援してくれたので、全員(部員96人)でつかみ取った近畿大会だと思う」
【声】乙訓高校(応援に来ていた短距離と投てきの選手を含む)全員
「男女で近畿大会がんばるぞー」

















