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10月3日、滋賀県東近江市で行われた国民スポーツ大会のボクシング。
京都勢として唯一決勝に駒を進めた成年男子バンタム級の中野泰誠選手は、初めての全国制覇を目指してリングに上がりました。
宇治市出身の中野、今年、京都すばる高校を卒業し、この春から東京の日本大学に進学しています。
インターハイの最高成績は3位、これまで全国の頂点に立った経験はありません。
地元・京都を背負って挑む国スポの決勝の舞台、相手はインターハイ3連覇の強敵、同じ大学1年生の福岡代表・中山聖也です。
【声】京都チーム 中野泰誠選手
「相手が強いのはわかっていたので、判定では勝てないと思った。
倒しに行く気持ちを持って挑んだ」
3分3ラウンド制で行われる一戦、第1ラウンド、青コーナーの中野の強烈な右フックが決まります。
すると相手もボディーで応戦し、有効打を繰り出します。
両者一歩も譲らずファーストラウンドを終えます。
続く第2ラウンドも互角の勝負が続き、運命の最終ラウンドへ。
ここで中野の会心の一打が飛び出します。
相手の素早いパンチをかわし、背後にまわり込み、渾身のアッパーを決めるとこれがダウンの判定に。
ここから試合はさらに激しさを増します。
最後まで互いに死力を尽くした一戦、3ラウンドで決着はつかず、結果は判定にゆだねられます。
【声】京都チーム 中野泰誠選手
「3ラウンド目は行くしかないと思って、ダウンを取れたが 相手の選手の方が上手かった。
国スポでは前に出場した時に1回戦で敗退してしまった。
その悔しい気持ちもあったので、今回は京都を背負ってチームのみんなと一緒に2位という結果だったが頑張ることができた。
次は全日本選手権があるので 頑張って優勝したい」