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旅の楽しみのひとつ駅弁について考えるシンポジウムが、京都市下京区の京都鉄道博物館で開かれました。このシンポジウムは登録無形文化財に駅弁が登録されることを目指すJR西日本が開いたものです。5日は、まず京都鉄道博物館の学芸員・岡本健一郎さんが駅弁についてこれまで研究してきたことを発表し、駅弁のはじまりが1885年で、竹の皮で包んだ握り飯2個とたくあんだったと伝わることなどを発表しました。また、折詰の駅弁を1889年に全国で初めて販売したと伝わる兵庫県・まねき食品の竹田典高社長が講演し、姫路駅の駅弁から始まった会社が、大阪・関西万博に出店するまでの歴史や取り組みを熱く語りました。参加者は熱心に耳を傾け、駅弁の食文化としての側面や今後のあり方にも思いを寄せていました。