ニュース
滋賀県で行われている国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ」は、9月6日から会期前競技が行われています。
京都勢として初優勝をかけたビーチバレー・決勝戦の模様をお届けします。
滋賀県長浜市で行われたビーチバレー競技。
少年女子・京都代表の福知山成美高校の橘柚希と京都橘高校の井上歩美ペアが、ここまで接戦を勝ち抜き決勝進出を決めました。
【声】井上歩美選手・橘柚希選手ペア
「しんどい試合を越えたからこそ、決勝でも踏ん張れると思う。
絶対優勝するぞ!!おー!」
そして迎えた福島県代表との決勝戦。
第1セット、先制したのは京都。
橘が前に落とし得点を奪います。
橘はこの夏、福知山成美高校同士のペアで、マドンナカップを制し、高校の頂点に立ちました。
そのビーチの女王と初めてペアを組む井上は、普段、インドアで活躍する選手で8月のインターハイにも出場。
合同で練習できたのは7日間ほどでしたが、試合を追うごとに2人の息はぴったりとあっていったと言います。
【声】京都橘高校 井上歩美選手
「自分は打ってブロックして、ネット際のプレーが得意だが、レシーブは橘さんがうまいので
自分たちのできることが違うことが良い相性」
2人のプレーが噛み合い、危なげなく第1セットをとります。
しかし第2セット、決勝進出をけん引したビーチの女王・橘の足が止まります。
【声】福知山成美高校 橘柚希選手
「きのう、おとといの足の疲れ、身体の疲れが残っている感じがあったので、きょうはイマイチ 走れなかった」
連戦の疲れから足が重かったという橘。
相手にリードを許した場面では、ペアの持ち味である井上のブロック、そして後ろで橘が拾ってつなげるというスタイルで粘ると、井上がネット際で競り勝ち、相手に流れを渡しません。
お互いにやるべきことは分かっていたという二人。
相手が前に出始めると、今度はコート奥へのスパイクを決めます。
相手を前後に揺さぶり徐々にリードを広げると、最後は井上がブロックアウトを奪い、京都勢としてはこの種目初となる優勝を飾りました。
【声】井上歩美選手・橘柚希選手ペア
「うれしいね うん うれしい」
【声】福知山成美高校 橘柚希選手
「まず2冠できたことがすごくうれしいし、福知山成美で国体優勝したのは自分が初めてなので
めっちゃうれしい。
歴代の先輩(優勝者)をすごく尊敬しているので、その人たちに並んだみたいで誇りに思います」
【声】京都橘高校 井上歩美選手
「ビーチはどちらかが狙われたら、どちらかがカバーしないといけない。
狙われてもその部分を乗り越えられるかが、すごく問われるし、気持ち、メンタル面で自分も成長できたなと思っています」