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近年、全国で注目されている遺跡の出土品などを展示する特別展が、木津川市で始まりました。木津川市の山城郷土資料館では、最近発見された全国の44の遺跡からおよそ480点が展示されています。大阪府羽曳野市と藤井寺市にまたがる陵東(みささぎ・ひがし)遺跡の出土品のうち人型埴輪(ひとがた・はにわ)は、意図的に壊された状態で水田の水路から出土したため、農業に関わる祭や祈りで使われた可能性が考えられます。熊本県独特の家形埴輪(いえがた・はにわ)のうち、最近出土したものは家形とその囲いの埴輪がセットで出土し、囲いの上の部分がギザギザになっている非常に珍しい形状です。この「発掘された日本列島」は全国の考古学ファンが注目する特別展で、山城郷土資料館では10月5日まで展示されますが、このあと三重県や福島県を巡ります。京都で開催されるのは22年ぶりです。