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ロシアのウクライナ侵攻から3年半となる24日、ウクライナからの避難者が企画する講演会が行われ、祖国やロシアの侵攻に対する思いを語りました。この講演会は、京都で暮らすウクライナ人避難者が中心となって企画し、母国の歴史や現状を日本の人にも伝えたいと開かれました。ロシアがウクライナへ侵攻を始めて3年半となる中、京都市内にはおよそ90人の避難者が暮らしています。講演会では、避難者の男性が、24日は、ウクライナが旧ソビエトから独立して34年の独立記念日であることにも触れながら、「独立とは、自分の言葉で語り、自分らしく生きる、次の世代に残したい権利です。最近は、ウクライナについてのニュースが減ってしまったが、侵攻が終わったわけではありません」と侵攻に対する強い思いを訴えました。また、会場となった京都市左京区の京都市国際交流会館では、侵攻下の生活を避難者が描いた絵画や侵攻される前のウクライナの街の様子がわかる写真パネルが8月31日まで展示されています。