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両頬に紅(あか)い発しんが現れるリンゴ病が、京都府内で警報レベルに達し、6年ぶりの流行に京都府は警戒を強めています。リンゴ病=いわゆる伝染性紅斑は幼児を中心に流行する感染症で、両頬にくっきり分かるリンゴのような発疹が1週間ほど続きます。発疹が出る1週間ほど前には、微熱や風邪に似た症状が多く見られます。京都府内では、去年後半から報告数が増え始めました。府内の保健所別では警報レベル2に対して8月4日からの1週間で宇治、城陽、八幡などの山城北で4.25と高く、福知山の中丹西で2、舞鶴、綾部の中丹東も2を記録しました。京都府によりますと、これまでにリンゴ病に感染したことのない女性が妊娠中に感染するとおなかの赤ちゃんに感染するリスクがあります。このため、妊娠中や妊娠の可能性のある女性の周囲の人は、こまめな手洗いやマスク着用などの感染対策を心掛けてほしいと呼びかけています。