府内の商工会議所でつくる京都府商工会議所連合会と短時間アルバイトの紹介サービス大手「タイミー」が連携協定を結びました。人手不足に悩む府内の中小企業の支援に取り組みます。
21日午後、京都市下京区の京都経済センターでは、府内の各商工会議所とタイミーの関係者が集まり、協定の締結式が行われました。京都府商工会議所連合会の兒島宏尚専務理事は「中小企業は慢性的な人手不足。特に北部は深刻」とのべた上で、「タイミーを利用した多様な働き方で、中小企業に接した人が長期の雇用に結びつけば」と期待を寄せました。タイミーの石橋孝宜執行役員は、「スポットワークと呼ぶ短期アルバイトの登録者や登録企業は府内でも増えているが、まだまだ大企業が中心。中小企業でも業務を細かく分けて募集すればスポットワークが使えることを広め、人手不足解消を手伝いたい」と連携の意義を話しました。両者は来月から、府内の商工会議所の会員企業に向け、スポットワークの特徴や、業務の整理といった内容のセミナーを始めるほか、職場の改善に向けた提案など長期雇用につなげるための支援を行います。