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吉本興業が運営する京都市東山区の劇場「よしもと祇園花月」が閉館し、14年あまりの歴史に幕を下ろしました。最終日となった18日は、全公演のチケットが完売し、多くのファンが別れを惜しみました。よしもと祇園花月は、かつて中京区にあった「京都花月劇場」が1987年に閉館した後、24年ぶりに京都で吉本が直営する劇場として2011年7月にオープンしました。漫才や落語、吉本新喜劇などの芸能が連日上演され、ファンや観光客に親しまれてきましたが、吉本興業ホールディングスがことし5月、「諸般の事情」として閉館を発表していました。18日に行われた「大千秋楽」公演では、木村祐一さんやミキといった京都ゆかりの芸人をはじめ、多彩な出演者の芸が劇場の最終日を彩りました。立命館大学出身のレイザーラモンRGさんは「吉本あるある、劇場つぶれがち」「つぶれても次から次にできあがっていくので、これからもよろしくお願いします!」と挨拶しました。
終演後も多くのファンが劇場前で写真を撮るなどして別れを惜しみました。