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IHウエイトリフティング 102キロ級で宮津天橋高校の長島広明選手、96キロ級で海洋高校の辰已航大選手が3冠に輝く!

2025年8月15日 18:00

8月8日から11日まで鳥取県米子市で行われたウエイトリフティング競技の全国インターハイ、「流した涙は努力のあかし」をテーマに、京都勢は熱い戦いを繰り広げました。
ウエイトリフティングは、一気に頭上まで持ち挙げる「スナッチ」と、2段階で持ち挙げる「クリーン&ジャーク」を3回ずつ行い、それぞれ持ち挙げた最も重い記録の「トータル」を競い、3種目それぞれの優勝者を決めます。
102キロ級の宮津天橋高校2年の長島広明選手は、スナッチ1回目で122キロを成功させ優勝を決めると、大会記録の126キロを上回る135キロに挑戦!
練習では持ち挙げられる重さでしたが失敗します。
それでも、クリーン&ジャークで大会記録タイの165キロを持ち挙げ、優勝!
トータルでも2位に20キロ以上の差をつけ、初の3冠を達成しました!

【声】宮津天橋高校 2年 長島広明選手
「喜びたい気持ちはあるが納得いってないです」

宮津天橋高校を2年前に卒業した長島選手の姉、和奏さんは、日本最強の女子高生と言われた現役の重量挙げの選手です!

【声】九州国際大学 2年 長島和奏さん(宮津天橋高校出身)
「(私自身)高校新記録とジュニア日本新記録と日本新記録まで高校の時に取っています。」
Q.弟の広明選手の大会記録は?
「いけそうです!あと1年あったら・・・」

にわかに信じがたい次元で戦う選手がいました。
去年、海洋高校3年、辰已航大選手は、102キロ級で3冠を達成!
ことしは、96キロ級に出場し、2階級制覇を狙いました。

【声】海洋高校 3年 辰已航大選手【大会2日前の練習時】
「去年、優勝できましたが、本来の自分のベスト記録より程遠い重量感でした。
納得できる試合はできなかった。笑顔で終われるようにしたい!」

スナッチ3回目で自己ベストの140キロを挙げ、優勝を決めました。
クリーン&ジャークでも1回目の165キロ、2回目の173キロを成功!
ここまでは、辰已選手の想定通りでした。
3回目、辰已選手は、大会記録の更新を目指し、181キロに挑みました。
辰已選手は、トータルでも2位に60キロ以上の大差で優勝して3冠に輝きましたが、最後のミスを悔やみました。

【声】海洋高校 3年 辰已航大選手
「今一番にあるのは、悔しい思いです。
泣きたいわけではないですが・・・(涙)。
高校最後のインターハイくらいは、笑わせてほしかったというのが本音です。
これも全部、自分の実力なので、しっかり受け止めて、また頑張ろうと思う!」

届かなかった「夏」
全国制覇を目指して、階級を2つ上げて臨んだ(去年59→71キロ級)
鳥羽高校3年、廣長七瀬選手でしたが、記録が伸びず悔し涙を流します。

【声】鳥羽高校 3年 廣長七瀬選手
「悔しいです(涙)
大学でも続けるので、もっといい結果で恩返ししたい!」

2リットルの悔し涙を試合後に流したと話した49キロ級の海洋高校3年、川崎心々菜選手!
目標は、兄と姉が成し遂げた全国インターハイの優勝でした。
スナッチで2位、あと一歩、届きませんでした。

【声】海洋高校 川崎心々菜選手
「自分が成長できる競技だと思っているので、ウエイトリフティングに出会えてよかった!」

67キロ級の海洋高校3年、山田日向選手は、優勝候補のひとりでした。
(スナッチ1回目、参加24選手トップの107キロに挑戦)

【声】海洋高校 3年 山田日向選手
「(直前の)アップ中に体が思ったように動かなくて、"思い切り挙げる、思い切り挙げる"という思いでやったのですが」

【声】海洋高校 川﨑さと美監督
「練習の中では、成功させてきた重量だったので、きちんと練習通りにすれば・・・」

緊張とプレッシャーから力みが生まれ、本来のフォームを見失いました。
まさかの3回の試技を全て失敗!

【声】海洋高校 3年 山田日向選手
「実は僕、試合が終わった2時間後には髪を切った。(丸刈り)
まだ大会がなくなったわけではないので、それに向けてのケジメですね。
(試合後)たぶん人生で一番泣いたというくらい泣いた。
それで泣き疲れて眠ることができた」

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