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京都の学生たちが「防災を贈る」という新しい形を提案するイベントが、大阪で開かれています。
「OSAKA BOUSAI 2025」と題した防災グッズ展は、同志社大学の学生らが中心となった団体「OLEA」が、防災を自分ごとと捉えるために4年前から取り組んできたもので、会場では防災グッズおよそ20点が販売されています。
【声】OLEA代表・同志社大学3年 古本姫菜乃さん
「防災しなきゃいけないなっていう思いがありつつも、なぜか行動に起こせない」
「防災グッズを贈り合えば、もっと幅広い年代の方が防災に抵抗感なくポジティブに取り組んでもらえるのかなって」
電池を使わず太陽光を利用する充電式のランタンや、クリーニングのタグから生まれた水に濡れても丈夫なメモパッドのほか、アート作品として飾ることができる防災トイレなど、大切な人に贈りたくなるデザイン性の高い商品が並びます。そして今回初めて学生たちが福井の眼鏡工房と企画したホイッスルアクセサリーも販売されます。
【声】OLEA 福本雄大さん
「このストラップがあれば、スマホだったり、いろいろなところに着けていけるというところで」
「実際、私たちが鯖江の眼鏡フレームの形となっているようなサンプルを見に行った上で、この色がいいんじゃないかというのを厳選して作ったという形になっています」
防災の必要性は感じても、つい後回しにしてしまう。学生たちは、そんな現状を変えようと活動しています。
この防災グッズ展は、高島屋大阪店で今月18日まで開かれています。