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8月17日から沖縄で開かれる全日本中学陸上競技大会の前哨戦ともいえる近畿大会が、滋賀県彦根市で行われました。
9月に滋賀県で開幕する国民スポーツ大会のメイン会場で、一足早く中学生たちのアツい戦いが繰り広げられた今大会、会場をどよめかせたのが、男子110mハードルに出場した京都教育大学附属京都中学3年の合志侑乃輔選手です。
好スタートを切ると、他の選手とのリードをぐんぐん広げ、そのままフィニッシュ。
大会記録・近畿中学記録を更新するタイムで優勝を飾りました
【声】京教大京都中学校 3年 合志侑乃輔選手
「予選であまりいいタイムが出なくて、決勝で狙ってやろうという強い気持ちをもって臨むことができて、記録が出て良かったです。
全国大会でしっかり13秒51を越して、日本中学記録を出して優勝したいなと思っています」
続く男子800m決勝でも、大会新記録が誕生します。
ハイレベルなレースを制したのは、修学院中学3年、葛田尋哉選手です。
ラスト200m地点で先頭に立つと、自身の強みだというスピードを生かしラストスパート、自己ベストとなるタイムで優勝を果たし
全国大会へ弾みを付けました。
【声】修学院中学校 3年 葛田尋哉選手
「ずっと京都の大会とか、自己ベストが出なくて、やっと努力が報われたというか良かったなと思います。
小さいころから目標にしていた全国優勝します」
そして去年の全国大会で唯一京都勢が優勝を果たした種目、男子走高跳では、その活躍を継承するかのように、京都勢が存在感を見せます。
3位には、1m80cm跳躍に1回目の試技で成功した七条中学の3年、松岡将大選手が、2位には1m85cm跳躍を成功させた木津中学3年の筆野豪琉選手が、そして優勝は、1m88cm跳躍を成功させた男山東中学の3年、児嶋俊仁選手と、京都勢が表彰台を独占する結果となりました。
【声】男山東中学校 3年 児嶋俊仁選手
「順位的にはうれしいが、記録的には全然跳べてないので、190cmぐらい跳べていたら全国3位以内だと思っているので、自己ベスト、京都新記録を出して優勝します」
全国大会を前に弾みをつける京都勢。
そんな中、全国大会では実施されない種目に取り組んできた選手の姿もありました。
男子円盤投げ決勝に出場したのは 園部中学3年の寺尾九里虎選手です。
円盤投げは全国大会で実施されない種目の一つ。
全国の舞台がない中、3年間この競技に取り組んできたわけは・・・
【声】園部中学校 3年 寺尾九里虎選手
「目標が近畿大会だったとしても、自分の全力を出し切れるのがこの競技だと思ったからです」
そんな寺尾選手はこの日、自己ベストとなる36m49cmを投げ8位に。
【声】園部中学校 3年 寺尾九里虎選手
「ベストを出せたことがうれしかったし、ベスト8に残ることが夢だったので残れて嬉しいです」