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花の寺として知られる木津川市加茂町の岩船寺で、サルスベリが満開となっています。岩船寺の山門をくぐると、緑に染まる境内で紅色のサルスベリがひと際、鮮やかで目を引きます。山間の寺にたどり着いた参拝者にサルスベリの生命力が元気を与えてくれます。サルスベリの語源となったスベスベの枝の先には、フリルのような可憐な花がこぼれ落ちそうなほど、いっぱいに花を付けています。岩船寺では、境内中央の阿字池で見頃が長いスイレンが静かに咲き、古刹らしい雰囲気を醸しています。岩船寺は、室町時代に建立された三重塔が、本尊とともに重要文化財に指定され、荘厳な雰囲気に浸ることができます。その静かな境内で強い生命力を放つサルスベリは、8月いっぱい見頃が続きます。