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鉄道による旅気分や食堂車の楽しさにスポットを当てた特別展が、城陽市歴史民俗資料館で行われています。新幹線がまだなかった頃、鉄道でゆったり移動する人は旅気分を大いに味わいました。鉄道旅に欠かせない楽しさのひとつは「食堂車」です。鉄道に揺られ車窓の景色を楽しみながらの食事は旅の情緒をかき立てました。近鉄電車の2階建てあおぞら号は修学旅行専用の車両で車内連絡電話を楽しんだり、旅心を満喫する子どもたちの浮き浮きした表情が印象的です。近鉄の前身=大阪電気軌道の電車 大軌デボ1形は大阪・上本町と奈良を55分で結びました。大軌デボ1形の布製の車内駅名案内表示幕は近鉄に現存する最古の車内駅名表示幕で、今回、特別に展示されています。今も城陽市を走る近鉄特急「しまかぜ」などのポスターやパンフレットは私たちの夏の旅情をかき立てます。特別展「鉄道の旅と食」は8月24日まで城陽市歴史民俗資料館で開かれています。