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とんちで有名な一休さんが晩年を過ごした寺とされる京田辺市の一休寺で、名物「一休寺納豆」の仕込み作業が行われています。「一休寺納豆」は、室町時代、一休が製法を伝えたとされていて、粘り気はなく、塩辛い味が特徴です。蒸した大豆に、はったい粉と麹菌を混ぜて発酵させたあと、木桶に移して塩や水などを加え、天日干しを続けながらかき混ぜて作ります。今年は大豆が不作でしたが、田邊宗一住職は、例年通り発酵中の大豆の桶をかき混ぜ、水分を飛ばす作業を行いました。1つの桶に大豆およそ60キロが使われ、今年は桶4個分を仕込んでいるということです。この作業は、来年5月ごろまで続けられ、その後1年間の熟成を経ておいしい納豆が出来上がるということです。