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7月24日に行われる祇園祭後祭の巡行に向け、組み上がった山や鉾を試しに動かす「曳き初め」が行われました。巡行のしんがりを務める京都市下京区の大船鉾は、今年、懸装品「下水引」をおよそ200年ぶりに新調しました。一番水引「緋羅紗地波濤飛魚文肉入刺繍」と二番水引「金地彩雲草花文綴織」が胴回りを飾り、また去年新調した車輪が今年から黒く塗られました。午後3時すぎ、祇園囃子が鳴り響く中、音頭取りの「エンヤラヤー」の掛け声にあわせ、関係者のほか、市民や観光客らおよそ100人が綱をひくと、重さおよそ12トンの鉾が力強く動き出しました。集まった見物客らも注目する中、鉾は新町通りを南北に往復し、組み立ての仕上がり具合や車輪の動きを確認しました。巡行の先頭をつとめる橋弁慶山の山建てと曳き初めが、21日行われると11基の山と鉾が揃います。KBS京都テレビでは24日午前9時から、後祭巡行の様子を生中継します。